2025年6月30日月曜日

総括 No.2

 顧問ブログなる欄を閉めるにあたり、お読みいただいた事のある方々。幾人おみえであったのか、自分では知る由もないブログではありましたが、実は愛知会の事業に、実質、追加の費用負担がかからない範囲で8年近く、ホームページ維持費内にて書き込み続けてこられた事に、今は正直、感謝しています。

 クローズ迄の間、あと少し、お付き合い願います。

 7月3日。愛知会の新しい役員さん達への伝達講師役を、先日、仰せつかりました。かつて副会長として支えさせていただいた中原元会長の講義の後ろで、少々、お時間をいただきます。

 過去75年間に愛知会で何が起きて、何を先達がなされてきたのか。又、土地家屋調査士そのものを取り巻く環境がどう変わって来たのか……は、1050名、全県下同輩の方々に伝承担当する古老となっている自負からも、丁寧に務めさせていただこうと思っています。

というのも……

 役員さん方にだけは、少なくとも先回の書き込み同様、今のままだと制度そのものが危ない状況にあって、少なくとも何から手をつけなければいけないのかを伝承する事が急務だとわかっているからこそ、歯に衣を着せることなく咬みつく必要があり、そこを丁寧に務める事が、自分の役目として語る所存…という訳です。

 たまに覗いていただくだけであったと思いますが、伊藤直樹のブログ内容は、土地家屋調査士の日常に関係がないとの反応を、直接、お声がけいただいた事もありました。

 一貫して、確かに、土地家屋調査士業務限定オンリーの話題ではない書き込みをしてきたのは事実。

 としてもこの先、この業界のメンテナンスの為に、私の発言……若しかすると、私の居なくなった後に、次の改良発言を建設的にしてくれる後輩がいないような事があれば、黄色信号は赤信号へ。

 私の顧問ブログは、過去の会長ブログ時代より一貫して、注意の黄色です。…でした。

 

 もし、読まれてこの先、愛知会に限らず、此の土地家屋調査士制度の将来を、此の国の不動産ルール上、又は、国民生活上、どこまで必要となるのか、なっていくのか、不要となっていくのではないかと疑問視されることがあった時………

  伊藤直樹…もしくは次期、同様なブログ担当を、是非愛知会HPにてアップしていただける事を、今は願っています。

 そういうメンテナンス発信の後任者。

 期待しています。

2025年6月27日金曜日

総括No.1

  何か変わらないといけない。土地家屋調査士の業界全体のことを思い、早くから役員になり、辞めて個人の仕事オンリー。そして再び役員になり……又、休みが10年。49歳から59歳の間に、事務所倒産の危機や、士業仲間の裏切り、そして、自身、56歳の11年前にガンを罹患。

 色々な事を経験した上で、59歳。今から8年前に愛知県土地家屋調査士会会長に就きました。

 今、この顧問ブログという限られた発信場所をクローズするにあたって、自分が、残りの調査士資格・調査士役員ゾンビとして、何が出来るだろうか?

 例えば、西本元連合会会長・元愛知会会長が退会をされた今、昔からの愛知会や連合会の成り立ちを後輩、特に5年、10年内の入会会員に伝える場がいただけるならば、自分なりの出来る限りの発信、伝達は続けていきたいと思っています。

 本会の現役員さん。そして一般会員の皆さん。最近登録なされた会員の皆さんに、あった事、起きた事、何をしようとしていたかも含め、75年間の歴史を、42年間の登録者が知っている限り、伝えていきたいと思っています。

 この顧問ブログを覗いていただいている他会の同輩も、ご存知の事、ご存知のない事が多々あると思いますが、ここに記すだけでは伝えきれない多くの事がありました。

 

 自身、顧問ブログ総括は、2年前、4年前に、連合会会長、副会長で2連敗した事実も前提に、幾つかの主張をしてきた事。ご存知の方に、伊藤直樹の「船中八策」って何を言っていたのか聴いてみてくださいますか?

 例えば、CPDを調査士は採用するな!

ADRは大政奉還返上。憲法を本試験に入れてADR認定試験は全ての合格者の必須とすれば良い。

越境確認等、もっと調査士は非弁を恐れず、法的?宅建的?な文書作成を行なって、隣地立会を主戦場とするべき。etc…

 

 反論も多々あることはわかっています。

しかし、生涯この八策を、自分は主張し続けていきます。

 これが、この制度75年目の今、是正されないと80年、90年、100年目には、本資格の消滅、あると思っています。

 資格消滅なんて有り得ないと笑う方が多いでしょうね。

そういった危機性を感じ、悟って、思い切った改良が出来ないと、ヤッパリ消滅…………も、あるのです。

 

 そのようなやりとり、馬鹿にされるかもしれませんね。

 ただ、土地家屋調査士の将来、伊藤直樹は、令和7年現在、とても危ない状況と思っています。

 先日も本会の某会議で、会員は皆、自分の仕事に自信を失っていると言われましたが、自分は、土地家屋調査士が司法書士・行政書士より、ずっとこの先、日本人の為の日本の土地をちゃんと守るっていう事を、土地好きな日本人に伝えていけば、自信回復も出来るんじゃないでしょうか?

 

 色々思うこと、あとすこし、書かせていただきますね。

2025年6月18日水曜日

連合会選挙

 令和7年度からの2年間。日調連会長は、再度、岡田潤一郎氏に決まりました。

18日正午前判明。予選17日の得票、岡田氏64、S氏54、N氏33。…を受けて本選の結果は、岡田氏90、S氏60…との大差だったようです。

 

 3名の立候補の所信には、この現状に対する切り込み不足…と、かつては今回の3候補に、連合会選挙にて敗退した自分が言うのも妙ですが、受験者増や、他団体との調和、次なる法改正…といっても、どのような施策をもって、土地家屋調査士法をどう変えようというのか、領域の拡大は公嘱…それも地籍調査しかないというのか?

 14条地図作成の負担でオーバーワークと言っている各地の声からして、余程、新しい視点がないことには、未来像がみえてこない。

 

 と言いつつ、今回は素直に、再選された岡田会長の支援をしていきたいと思っています。

 批判ではなく、提案をして、皆で改良していきましょう。

 

愛知会ADR

  全国に先駆けて、発足以来、ADR法に基づく法務大臣認証も平成23年に受けて、現状のあいち境界問題相談センターは、多くの境界事案に取り組んできました。

 一般の登記相談と称し、愛知会事務局では、電話相談だけで年間500件相当の問い合わせは受けますが、会員に対する苦情や、測量という仕事への誤解、本人申請の可否等の中から、通常の土地家屋調査士が行なっている境界立会によって解決が出来ず、どうしたものか?…との問いに「2つのルートを用意して御座います。」と応えます。

 つまり、平成18年、不動産登記法改正によって、筆界特定制度を法務局が官・民で開始したものに対し、土地家屋調査士業界が民・民で解決できる裁判外紛争処理機関=調査士ADR。

これもまた不動産登記法改正によって開始した……この2つがメニューです。

   というものの、名古屋法務局で処理する筆界特定の戦績に比べ、残念乍ら、調査士ADRの通算申立て件数は60件相当と、自分も20年以上関与してきた者として、正直、とても残念な状況というのが事実・実情です。

 その状況をなんとか活気づける為、令和7年度愛知会の"ADR"センター運営委員会委員に、私は、引き続いて参加させていただきます。

 参加をいただく愛知会弁護士会の委員さんは、とても熱心にご協力いただいています。

 過去の愛知会へのご協力量をご存知の方は全国でもかなり少ないという中ではありますが、北條先生、福本先生には、同委員会の委員長を弁護士の立場で担っていただいてきた結果、愛知会ADRは全国の中でも稀有な成果、そして活動が出来ていると自負できます。

 更に、調査士ADRを、なんとか国民の皆さんにもっと利用していただけるように、新しく参加いただく弁護士の諸先生方と協働して、一委員として励んでいきたい。

初心に帰って、中興させようと思っています。

2025年6月17日火曜日

6月末でクローズします

 愛知会HPに、前々会長(現顧問)の流れで都合7年半継続させていただいてきました本ブログを、今月末でクローズさせていただく事といたします。

 梅村前会長のもと、4年間。

 新しい川合会長の応援…と思っていたところ、そろそろ幕引きのタイミングとの声をいただき、自ら、筆を置くことといたしました。

 8年近く。平成29年末から始めさせていただいてきた「会長との意見交換」ブース。「会長ブログ」そして「顧問ブログ」とバナーの場を変えながら、業界関連、及び、全く個人的な世相切り等々をつぶやかせていただいてきました。

  

     長い間、ありがとうございました。

  

 この流れは、私の「あいち事務所・伊藤直樹の個人ブログ」にて続けさせていただく事とし、公式なる愛知会HPからは抜けることといたしますが、土地家屋調査士としての生き様について、この先も外に発信する書き込みは続けさせていただきます。

 前の書き込みに、連合会選挙前夜と記しました。このクローズに引き続いて、今後の連合会の行方について、コメントさせていただくつもりです。

 

   最後まで、自分の見解をお読みいただきたいと思っています。

 

2025年6月13日金曜日

連合会選挙前夜

 愛知会のみなさん。6月17日、18日の東京、連合会総会の選挙状況。

全く、情報、届いてこないですよね。

 自分は、ジャスト2年前。会長選に立候補して、それなりに言いたい事をお伝えし、その結果、4人中3位にて信任を得ることが出来ずに、此の業界の最前線から消えた輩です。その経緯・結果をご存知ない地元のみなさんもおみえだという事からして、今回の立候補者3名の所信、その人となり、まず情報として、届いてはいないでしょうね。

 

 現職、岡田潤一郎候補、64歳、愛媛会。

 先回、会長選にて2位で敗れた野中和香成候補、48歳、福岡会。

 先回、副会長選で敗れた鈴木泰介候補、56歳、千葉会。

 

 この3名の中から、令和7年・8年の2年間を託す連合会長が、6月18日の昼迄に選出されます。結果を知ることは他の情報源でも可能でしょうが、18日以降、なるべく早く、このブログにて、小生なりのコメントを付して、愛知会の皆さんを対象として、選挙報道をさせていただきます。

 東京都千代田区。水道橋の連合会館を訪ねる機会は、愛知会のみなさんの中で、ほぼ無いかと察します。

そして、連合会、年4.9億円の予算・執行内容を覗く機会も、まず無いことでしょう。

 基本は、全国16000人弱(どうやら既に、私達の業界構成員は15000人台に減少しているようですね)の登録事務から始まり、土地家屋調査士業務の現状分析、方向性付けを企画している機関です。そして、法務省民事局民事第二課=土地家屋調査士業界の監督官庁との折衝、情報伝達機関です。

 会員同士の会話にて気づいたんですが、調査測量実施要領が廃止されて、業務取扱要領に更改されたこと、ご存知ない方がおられます。

日々の業務に、直接は影響ないから…

 そして、今回の連合会総会を機に、16年間運用されてきた倫理規定が、職務倫理規定という新しい項目を織り込んだ内規に更改・改正されることも、連合会総会会場へ出向く愛知会代議員(総会構成メンバー)さん6名+川合新会長も、全貌は初めてご覧になることでしょう。

 連合会は、私達が外地をほとんど識ることのない日常からすると、いわば、長崎の出島かもしれません。

 今年、75年目の土地家屋調査士業界、鎖国状態、違った意味でガラパゴス状態かも。

 純粋に進化するか、黒船のような外圧に一瞬にして崩壊する危険性を秘めた私達の組織の中央機関。

     まずは、結果注目いたしましょう。

2025年6月5日木曜日

アクリル板

 この数年間、いたるところでお世話になったアクリル板。

最初に遭遇したのは、刑務所面会室。そして、穴がプツプツ空いていた警察署の留置場。そして今回は、名古屋拘置所にて、それぞれアクリル板(?)越しのご本人確認を経験してまいりました。

 三好刑務所では、刑が科されている、出所前の方の売却。留置所は、在宅起訴でおさまらなかった詐欺罪での逮捕。

今回は、既に留置場から、刑が確定する前に収容された未決拘禁者の方。

それぞれ、刑法の世界です。

 拘置所に入るには、スマホや携帯のダイヤルボックスへの預け、差し入れ制度が定められており、委任状のご署名をお願いする場合の返送用封筒、郵券も差し入れ不可…。

 待合室に13時42分ゲートイン。15時25分に扉から外の世界へ。

実際、アクリル板を介しての面会時間は3分弱。要件が済むと、収監されておみえの方の隣に座られた刑務官がストップウォッチを押して時間を確認の上、退室。

アクリル板越し3分の為、100分を要しました。時間がかかる手続きです。

 ドキマギしながらの待合室、周りの観察。外国籍らしき方や、ジャージ姿の男性や、配偶者らしき女性。そして、マンガ本や衣類の差し入れをされ、そのまま立ち去られる方。

 様々な人間ドラマでした。

 

 ご本人確認の為に、生年月日をうかがう。

マイナカードの写真と突き合わせ。そして、お身内のこと、ご自宅の様子など。

毎回、簡潔に、うかがうポイントを先に決めておきますが、初対面の方とニコヤカに言葉を交わすのに、アクリル板(穴なし)、声は、双方マイク越し…。そういえば、コロナ禍最盛期に、老人ホーム、施設、病院での本人確認も、ガラス越しにマイクで会話していました。

 

 この世界にDX/デジタルトランスフォーメーションは、相容れません。

当分? 永久?に。

2025年6月4日水曜日

役員の任期、会則変更

 

 早速、令和4年1月27日認可で、愛知会の役員任期は、第32条;総会の終了まで新たな役員の就任までに、と改定されている!とのご指摘をいただきました。

失礼しました!

梅村会長が令和5年に再任されたことによって、今回のスタイルは初体験。規則改定を失念! 恥ずかしい限りでした。

但し、式典の表彰状が全て新会長で用意されている…というのも初見参にて、みなさん、どうでした?

2025年6月3日火曜日

会長、バトンタッチ

 令和7年5月30日。梅村守愛知会会長が任期満了退任され、川合秀幸新会長へ。午後3時過ぎには、新執行部による新年度事業計画の発表が始まり、梅村会長はお役御免?……総会終了迄任期があるという規定だとすると、1点、不思議な事が生じました。

 士業総会は、議事と式典を合わせて総会です。

 午後4時過ぎからの来賓入場。そして新会長による総会挨拶を初めて聞かせていただきつつ、うん?表彰状の名前が?

 会長表彰は、此の総会中、任期が切れる前の梅村会長の名でなされるべき!なんて硬いこと言うと笑われますかね。

 この規定の扱い、ちゃんと前年度の決算承認の議案終了時で、新旧会長の任期交替としておきましたっけ? 次の機会に総務部サンに尋ねてみましょう。

 硬い重箱の話は、棚の上に置いておきます。

 このような選挙・業界人事ルール、弁護士会等他士業においては普通に行われているもので、当然、新しい役員・執行部が、新しい年度の事業執行内容・予算を組むことは、あるべき姿だと確信するところです。前の役員の作文した事業計画大綱に、新役員、そして新会長が拘束されることは、今回から始められた…。

 今回の総会の新旧交代劇には、とても意味深いものがあったという訳です。

川合新会長には、期待の声と、本会役員、協会役員時代の役務に関して批判のある事も識った上で、私は全面的に支援してまいります。

 誰にも昔があり、今があります。私の任期前、任期中にも、数多くの批判。そして指導、叱声もいただきました。

そういう会員からの声が届く、声を聴く事は最優先で大切にすべきです。

 本会HP内のフリー掲示板、協働会あいちゃんねるにおいても、自由な発言、意見交流が出来る。それが愛知会の良いところではないでしょうか?

 川合丸の出航。みなさんと共に見守りましょう。支えてまいりましょう。

 

2025年5月23日金曜日

お榊

 事務所の中央。東向きの壇上に、神棚を祀っています。

 現在、月初めの1日、中日の15日に、お米、お塩、お酒を替えて、事務所全体、各所員の椅子まわりに、わずかなお塩もまいて、お清めすること10数年。もともとは、兄、秀樹と毎朝のお榊の水替えを担っていました。

 伊藤直樹が全面的に一人で担うようになったのは、11年前からと認識しています。

実父の他界。娘の結婚、県外への転出に続いて、丁度11年前の1月。私は喉頭癌を患いました。

 退院後の3月以降。事務所と自宅の神棚は、毎日、お榊をお世話させていただくのが私の務めとなりました。

 それまでも、自宅は嫁と交替で担っていましたが、今は、事務所のお清め、お祓いがメインと思っています。

 

 さて、5月中旬。先日、飾ったばかりのお榊からは、黄緑色の目新しい新芽が、まばゆく光ってきています。

 朝、水を替える都度、ますます、鮮やかに輝いていきます。皐月の緑は美しい。

 

   お榊は神棚に。

   お墓には、しきびを仏花と一緒に供えます。

 私が言わずともご存知かと思いますが、神社、神棚へも、お墓へも、獣が供物等を奪いに寄ってくる、それを防ぐ為のお榊、しきび。

 重ねて、毎月1度。車で約30分、父、祖父母の眠る春日井市の墓参りも11年、ほぼ欠かさず通っていますが、やはり5月以降は、お墓の石碑の周囲は雑草だらけ…。

墓に到着して、雑草生い茂る伐採作業に汗を流すことになります。

 

 神頼み。ご先祖様へ頼み過ぎ…幸せ、平穏、事業繁栄。

 これからも、二例二拍手一礼。仏前での下手な般若心経を読み上げ…

続けてまいります。

2025年5月21日水曜日

令和7年8月13日

  自分、伊藤直樹が士業登録(土地家屋調査士)をしたのは、昭和58年8月13日、1983年でした。

 今年は2025年にて、42周年を迎えることになります。

 このところ、多くの業界の先輩、そして自分よりもまだ若い土地家屋調査士、又、司法書士の会員の訃報が届きます。

 ただただ、お悔やみを申し上げます。

 そんな中、同じ昭和32年生まれの方の訃報に、少々違った感覚を持ちました。

それは、67歳。67年間の内、42年間を既に、この士業で生きてきたのですが、やり残した事、まだある。そして、それなりにやってきたと言えば、やってはきた。

勿論、これからも、自分は最低80歳。目標は90歳まで現役を続けていくつもりです。

 ただ、私と同じ年齢。私よりも若くして志を半ばにして、人生を終えられた同輩の方々が、やってこられた道のり。それはそれで、とても素晴らしいものだったに違い無い筈。自分のこれまでの42年間も。

そしてこの先の10年、20年をも、毎日毎日、大切にしていかないといけないな、と思う次第……。

 自分は丁度2年前。日本土地家屋調査士会連合会会長選挙に名乗り出ました。その更に2年前迄は、愛知会の会長職と連合会副会長職を兼務し、やろうと思っていた事に挑んでいたのですが……今でも、やり残したことばかりと思っている次第……。

 

 今回、書きたかったのは、士業の皆さんが現役の日々を務めている事の素晴らしさ。そして、自分の毎日の大切さも、自分が十分わかっていなかった事を、最近の立て続けに届く訃報にて、再認識させられたという反省です。

 やってはきたものの、やり残したことばかりの自分。それはもしかすると、他の同輩がやり残したと思っていた事を、自分がこの先、お預りしているという事かもしれません。自分は気付いてしまった。気付ける立場に、自ら望んで挙手をしてきたのは、挙手できる偶然・環境に恵まれていたからでしょうか。

 預かった志。やろうとする事、やれる士業の業域拡大、充実を、わかりそうでいてスレ違ってしまった同輩の方々は、偶然がなかった…環境に恵まれなかったということでしょうか。

 

 令和7年5月末。少なくとも、自分の大切な土地家屋調査士業界、そして司法書士業界についても新しい年度が始まりますが、どうやら、それなりの立場で挙手をしていけそうです。自分で言うのも可笑しいですが、やれる事はまだありますし、やってみようと思う念……消えていません。

 

 旅立たれた先輩、そして同輩がやり残された事、やれる自分は、みなさんに合掌しつつ、これからもやってやろうと思う次第……です。

2025年5月12日月曜日

令和7年3月末退会の方々

  愛知会会報5月号に、多くの先輩同輩の方々の、恐らく本年3月末をもっての退会の報が掲載されて、少々驚きました。知多の大橋さんはじめ、かつて役員として共に汗を流していただいた先輩も、70代という年齢をもって、この会の登録を辞されたとの事。

 関さん、辻村さん。松岡清さんはつい先日迄、熱田の支部長をなさっていましたよね。

 皆さん、早過ぎます。

 この資格。たしかに土地を業とする以上、現場が伴います。

しかし、若い手助けがあれば、皆さん、まだまだ仕事は出来たのではないでしょうか?

 会費負担も大変なのでしょうか?そして、引退後のやりがい、やりたい事が優先という事なのかもしれません。

 退会は、ご本人の選択です。自由です。お止め出来るものではありません…が、この資格。この先、皆さんが登録継続されるか否か、他人がどうこう言えるものではない事はわかっています。

 しかし、皆さんと共に……出来れば命ある限り、私は仲間であり続けたいですね。

 

 5月号掲載の退会者9名様。永い間、ご苦労様でした。お疲れ様でした。

ホームページ、これからも覗いていただきますようお願いしながら、みな様のご多幸を祈っています!

2025年4月25日金曜日

法に溺れてまで・・・・信託と調査士

  私見です。自分は民事信託を活用する者ではありません。

平成19年、2007年から、家族・民事信託が施行され、18年経ちました。

 以来、信託銀行にほぼ限られていた商事信託との併存にて、新しいスタイルの家族間財産解決法として、当初歓迎されましたが・・・

私見ながら、今後も汎用性は広がらないでしょう。

 

 先輩調査士さんから質問をいただきました。

 新築した建物の表題登記の「受託者」を表題部所有者として申請してもらいたいと依頼を受けたが、法務局に尋ねても、けんもほろろ。

 会員間で、経験者は?

 なかなか、いないでしょうね。確かに、調べてみると、真の資金出資者=所有者=「委託者」との信託契約が成立してさえすれば、表題登記は受託者からすることが出来るとされています。

 しかし、司法書士サイドが、保存登記時点で連件で信託登記を必ず申請することで、信託原簿において、法律関係がはっきり公示されるから、受託者の表題登記をそのまま土地家屋調査士は「黙って」申請すれば良いというものではありません。

 93条調査報告書には、どう記しますか?

所有権証明書として確認済証を覗くと、そこには、受託者の名が記載されているケースもあるようです。だったら、所有者は受託者で問題ないのでは?・・ではありませんね。

 土地家屋調査士は、原始取得者としての委託者、建物を建てる発注した方を所有者として認定しなければなりません。

 設計事務所は、言われるがまま、委託者の資金を投じて建築する建物の建築確認申請書の所有者欄に受託者の名前を記した…それを批難しても仕方ありません。

 もう一度、93条に記すべきは、真の所有者は誰かという事に尽きますと。

司法書士に言われたから…では、何の根拠にもなりません。そこをしっかり踏みとどまっていただいて、真の所有者と、現在、委任状に印鑑を押そうとする受託者との関係を、A4 1枚に、正しい所有権証明書として作文すべきです。

そこに、委託者、受託者双方に、今回の申請人の特定の理由を、土地家屋調査士として明記すべきです。

 しかし、委託者は建物の完成時に、既に認知状態となっている事もあります。(本来は、その時点で成年後見申立がなされる事が遵法ですが…)であれば、土地家屋調査士としてその経緯を、受託者の自己申述書として、A4 1枚に作成しましょう。勿論、93条のうしろに、公正証書の信託契約書もフルに参考添付します。

 そして、最も大切なのは、例え93条を書き上げ、表題登記が申請され、①保存、信託登記の申請がなされなかった場合、②表題、保存、信託登記が登記完了後に、信託錯誤抹消された場合・・・

→ ①②共に、表題部の受託者登記名義人の名が残ってしまいます。

 相続等を経て、信託関係家族が居なくなると、全く、建物所有者の真実は、登記記録だけではわからなくなります。

かつて埼玉法務局で、①、②を理由に「受託者による表題登記」を受理出来ないとした例もあったとの事。

 そこへ、令和6年(2024年)1月10日民事二第17号によって、受託者単独申請が簡便化される先例が出され、(私見ながら)信託を汎用する方向性で中間省略登記=免許税の節税が可能となりました。 クダラン・・・(私見です)

 

 家族間で信頼出来ない人物がいるから、限定的な家族内の断絶対抗策。

→ 弁護士、司法書士は信託におぼれる事なかれ!

→ 土地家屋調査士は、巻き込まれることなく、基本通り、真の所有者探索を!

 

 他士業者に、負けないこと!!

 

2025年4月23日水曜日

ありがとうございました、宮下先生

  大先輩、宮下澄夫様が亡くなられました。92歳…93歳でしたか?

愛知県土地家屋調査士政治連盟の元会長として、私共 土地家屋調査士制度の発展の為に全力投球されていました。

 自分は名古屋市中区に事務所を置く者ですが、小牧市内の土地測量を受託した場合、愛知県内のルールで、公益社団法人 愛知県公共嘱託登記土地家屋調査士協会が市から受託し、市に替わって官民立会を補助する…その場合、この10数年の間、伊藤直樹が官民申請の立会補助役としてお会いするのは、ほぼ必ず、宮下先輩でした。

 いつも、笑顔でポールを置き、カメラを構えてみえました。

自分、直樹が「本日の立会する官民ライン、境界の位置なんですが…」と喋り始めると、99%…政治の話で返されたものです。

 

 土地家屋調査士として自分も42年を刻んでいます。が、大先輩の足許には、とてもまだまだ及ばないと言っていた矢先。昨年末に亡くなられていたと知りました。

 土地家屋調査士を専属で仕事されている先輩は、まだまだ県内にたくさんおみえです。

 地元会長職を務めさせてはいただいたものの、自分よりも経験豊かな先輩は、たくさんおみえです。

 人生経験、業務歴からくる職人芸。まだ、自分も学ばせていただかないといけません。

 

 さて、令和7年現在、此の現行不動産登記制度の変革が、どんどん行われています。

 相続登記の義務化、スマート名変登記ルール、オンラインによる登記申請そのものと、登記簿謄本や法人印鑑証明書等のルールも、どんどんと、司法書士関連の業務で変わっていきます。

 ところが、土地家屋調査士は旧態依然のまま。事実、全ての業務において、変わっているとはとても言えないのです。

      ちょっと淋しいですが、仕方ありません。

 不動産登記法の20年前の法改正。平成17年3月7日のオンライン申請大原則は、ようやく1520年かけて半ライン〜調査士報告方式による、ほぼ完全オンラインまで辿り着きました。法務、登記行政は進展したものの、所有者不明等、国民が抱える問題解決には、私達の業務は変わっていません。

 十分な解説が不足で、ご説明になりませんね。でも、ちょっと淋しいです。

 

 土地家屋調査士は、この改正のカヤの外。司法書士は前面にたっています。

 両者の資格を持つ者として、もっと土地家屋調査士は、権利登記、不動産登記法の主要な核部分について、陽が当たることを、自らすべきです。

 

 土地家屋調査士、宮下先輩が挑まれてこられた事を、小生も、少しずつ、これからの晩年、実らせていきたいと思います。

 

 先輩、永い間、ありがとうございました。

2025年4月14日月曜日

業界の総会、近づく

  愛知県土地家屋調査士会総会、5月30日()。同 司法書士会総会31日()。2年毎の両会会長交替も内定しています。

 此の両資格、全国50単位会の上部には連合会があり、各単位会からの東京本部への上納金が、どうやら又、アップされそうです。

 不動産登記法という手続法が、とても早いスピードで改正されています。

 今年、令和7年は平成37年。20年前の平成17年3月7日にオンライン申請を原則とする新しい不動産登記法が登場した頃、自分は連合会の役員として、この改正法遵守の為、自分達がどう順応していけるのだろうかと恐くなりました。

 あれこれ20年・・・ハーフ・オンライン、そして、令和2年には調査士報告方式という「ほぼ完全オンライン」が、それなりに当たり前になりました。

 

 この5年、10年近くの間に、所有者不明土地問題がらみで、民法も不動産登記法も、早いスピードで改正され続けています。

 4月21日からは、個人の所有権登記…住所、氏名から、①住所、②氏名に加えて、③生年月日、④カタカナ氏名表記、そして、⑤個人メールアドレスも登記申請書に記載することになります。③④⑤は謄本には載りません。

しかし、法務局では①⑤は、全ての個人の登記情報として登録されます。

 相続登記の義務化(10万円過料)、所有権名義人表示変更(更正)登記も義務化(5万円過料)。

 この登記義務化との連動というだけでは片付かない人間情報と財産情報との連結が始まるのですが、2つの連合会は、この登記ルール原則改正スピードに、とてもついて行っているようには思えない(私見)です。

 登記研究、登記情報という、ゼンリン、キンザイ発行の法務省関連月刊誌で、特に土地家屋調査士の発言力は頼りないですよね。(これまた私見です。)

 20年前の法改正に連動した、法律経済関係事務所構想、いわゆる法曹関係業務のオープン化からも20年経ちましたが、土地家屋調査士業界のADR認定資格制度は、最低の成果に留まっているというのも事実。

 この状況下で、67歳の自分は兎も角、20代の新人、30代、40代のこれからの業界人の将来、本当に大丈夫なのかという不安です。

 この業界、或る意味、まだ75年目です。だからこそ、底が浅すぎて登記だけに頼って生き続けていけない事の方が、ハッキリした事実。登記事件は減り、他士業…司、測、行…からしてみると、攻め込み易い我々のホームグラウンド。

不安です。とても不安ですが、・・・貴方は、どうですか?

2025年4月10日木曜日

電気自動車

 日本では、国内に公共充電器が2023年時点で3.16万基。2030年までに30万基まで増やすとしていますが、現在は1割程度。

 世界最大のEV(電気自動車)市場となった中国(BYDが代表…)の公共充電器は2023年時点で既に270万基。特に急速充電器は120万基という高い割合となっているそうです。

 テスラがアメリカ国内では充電器規格をテスラ主導に採用させ、且つ、18万基という公共充電器が設置されているものの、急速充電器は4.3万基にとどまっています。

 ベンツ、ワーゲンのヨーロッパでは、つい10年前迄、ディーゼル車も結構売られていましたが、EVへシフトし、EU圏内で同じ時点で70万基の公共充電器が設置済み。

そして2030年までに主要高速道路120km毎に大型トラック用の充電ステーションを整備しつつ、60km毎にEV充電ステーション、200km毎に水素燃料補給ステーションも整備していきます。

 水素自動車、トヨタのMIRAIは、大村知事が県庁でお乗りになっておられますが、この地元名古屋でも、東区代官町に1ヶ所あるだけで、他はどこにステーションとやらはあるのでしょうか?

豊田市民の方なら幾つかご存知なのでしょう・・・。

 

 こんな話題をとりあげているのも、自分が4年前からトヨタ最初の電気ポピュラーカー、レクサスUX300eという、ガソリンの入っていない車に乗ってみているからです。

 ECO…っていうだけでもないのですが、その前の自家用車がRHV(プラグインハイブリッド)というミニクーペで、電気80km、その後はガソリンで400km±αという、イギリス的BMWという新車…その前にはミニクーペのディーゼル車に乗ってきているという、それこそ妙な乗用車乗り継ぎ中。

 家族・孫と乗るのはワゴン車ハイブリッドですから、トヨタの標準。

このトヨタ標準が全世界から全くかけ離れた流れの中にいても、昨年迄、世界1位の販売台数というのですから、中国BYDに対するテスラの競争力が、トランプの後押しを受けて、一体この先、どんな逆転劇を観ることになるのか・・・心配です。

 あたり前、これまでの常識は、世界的に10年で様変わりしていきます。

 

 ガラパゴス化。日本のみのローカルルール…では、本当に生き残れないのでしょうか?

60歳台の自分。30歳台の子供、10歳にもなっていない孫達。次の世代では、トヨタ自動車は、東芝やシャープになってはいないでしょうか。

 土地家屋調査士、司法書士、行政書士、資産税中心の税理士、そして宅建業と、私は日本の不動産、特に土地にベッタリ、へばりついた人生を送っています。

 ダイヤや金よりも、日本の土地・・・。

 

 ガラパゴス亡者は、今日もスマホを左手、ガラ携を右手に持って、地元を、長距離には馴染まない電気自動車にて走り廻っていくのみ。