2021年5月25日火曜日

4年間、ありがとうございました

  5月28日、愛知会総会の開催方法を参集としたところ、70名余の当日参加会員のもとで、コロナ感染予防に努めるのは当然乍ら、全ての会員のみなさんに感謝を申し上げる伝達の総会とはならなかった事につき残念ではありますが、静かに梅村会長予定者へ、バトンを渡させていただきます。

 

 自分の判断基準は、「出来る、出来ない」ではなく、やらなければいけないか否かにおいてきました。

 

 出来そうな事はやるけれど、出来そうもない事は先延ばしにする、又は、どうせ出来ない、失敗しそうだ。躊躇をするならば、結果、やらないで終わる。これでは駄目!

 

 やるべき事と判断したからには、情熱をもってやりきる。

けれど周囲にお構いなしで、やりたい放題で事を進める事は、この4年間、決してしていないと自負してきました。

 

 役員の方々と意見が対立する事は多々あって、提案した事案の最終形は、結構、直樹案ではなく、他の役員のみなさんからの修正案が会員のみなさんに届けられてきました。

 時には最終形にたどり着く迄のプロセスに、かつてない会議時間を要しました。 

 同時期、役員として務めていただいた方々には、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

 

 私は6月に、連合会副会長選挙の禊を迎えます。

 実は、日調連における、やらなければならない事は、更に山積みです。

 絵空事ではなく、地に足のついた施策を、アフターコロナに向けて、組織として行っていかなければ、例えば受験者減少の流れも止まりません。

 この業界の経済面も考え、個々の会員が、より国民から信頼されるようになる為には、業務の幅を広げる事は不可欠と思います。それはこの4年間に、地元にて申し上げてきたところ。加えて、国家資格者としての社会貢献意識が伴うことも、とても大切です。

 

 組織として出来る事を考え、やらなければならないのなら、やりきりたい。

 自分の判断基準を今一度確認の上、これからも航海を続けてまいります。

2021年5月19日水曜日

デジタル化、デメリット

  日頃、愛知県土地家屋調査士政治連盟にてお世話になっている公明党さん。公明新聞を購読させてもらっています。選挙の話題が多い紙面ですが、中にはとても参考となる文面に出会います。

 

●漢字の度忘れ

 パソコンやスマートフォンでは、記憶が不確かなうろ覚えの言葉でさえ、入力すれば漢字に変換してくれる。とても便利なのだが、漢字の蓄積量低下は甚だしい。

 記録と記憶に関して今春、東京大学の研究チームが興味深い実験データを発表した。

 情報を記録する際、タブレット端末などの電子機器を使うよりも、紙の手帳に書き込んだ方が速やか、且つ深く記憶に刻まれるという分析。

 18~29歳の48人が、手帳、タブレット端末、スマホの3グループに分かれ、それぞれのやり方でメモした情報を1時間後に思い出してもらった。

 結果は、3グループとも正答率に差はなかったが、テスト中の脳の状態を観察すると違いが出た。

 紙の手帳を使ったグループは2つの電子機器と比べ、より短期間で記憶が定着し、脳の活動も活発化していた。

 教育やビジネスをはじめ、電子機器が多用される現代社会。

研究チームは、記憶力や創造性につながる紙媒体の価値に着目し、目的に応じて使い分けるべきと指摘する。

 デジタル一辺倒にならず、いい塩梅ができるのも人間である・・・と。

 

 伊藤直樹の予定は30年間、手書き手帳に書き込み、全て机の中に、6穴の週間予定表が残っています。

自分だけでなく、事務所の女性スタッフも書き込みをしてくれ、全て鉛筆書きにて継続しています。

 この4年間、マークをつけた予定を毎月10数か所にわたって記載し続けてきました。時たま端っこに「休肝日」と書いて、飲酒過多の反省もします。

 タブレットやスマホは、読むとしてもあまり書き込みはしません。どこに居ても、新幹線車内でも、やはりシャープペンを走らせます。

 この4年間、会長の部屋ブログを全て手書き原稿にて、アップさせていただいて参りました。

 この先、6月16日の連合会選挙の開票次第で、役員続投か降板となるか、結果が出ます。

 連合会副会長をこの先2年続けることが出来るならば、土地家屋調査士に関わる情報発信を、このブログ―コーナーにて、梅村新会長の許しを得て私が継続する所存です。

 

 さて、5月28日。緊急事態宣言下の愛知会総会。65歳以上の会員がほぼ半数のこの業界。いまだワクチン接種も十分に行き渡っていません。

 どうか、参加いただく方々におかれましては、十分に手洗い、消毒、うがい、咳エチケットの徹底等の感染予防対策にご配慮いただき、少しでも不安や不調を感じられた場合には、委任による議決権行使へと切り替えられ、決して無理はされないよう、お願いいたします。28日以降、早々に録画配信もご用意いたします。

 

 その後、6月15日、16日には、愛知会代議員7名と梅村新会長におかれては、連合会選挙に臨んでいただきます。

 全国から150名余の代議員が東京ドームホテルの大ホールに参集され、令和3年度の舵取り役を選んでいただきます。被選挙者、及び連合会役員には、今回から選挙権がなくなりました。

 どのような結果が、コロナ禍のもと、出るのでしょうか。

 アフターコロナに向けて、ご注目いただきたいところです。

2021年5月7日金曜日

最後に見える景色は?

 GW。コロナ禍の中で自粛を続けておられますか?

私は5月28日に愛知会会長降板です。4年毎の本会リーダーのバトンタッチの相手は、梅村守現副会長です。私は昭和32年生。彼は昭和37年生。

 このコロナ。在任させていただいた4年間の内、3分の1以上は事業執行に支障。まさに試練の会長職であったと思います。

 ワクチン接種が始まりましたが、全国の緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が続く今、全国の単位会総会が、全会員への参加をためらっている状況です。

 GW明けの愛知会は、28日を全員参集していただく前提で開催を案内させていただきます。勿論、状況の変化によって制限をかけさせていただく事になることもわかっていますが、こんな事で本当に業界の節目の在り方は良いモノか?残念ですね。

 更に残念なのは、懇親会を設営出来ない事です。これはほぼ全国50会共通のようです。皆でフリーに語り合う宴は、5月28日はございません。正直、淋しいです。それでも、金山グランコートホテルに必ずおいでください。(5月5日原稿作成時の思い…)

 伊藤直樹は、生の声でこれまでの報告。そして将来の土地家屋調査士業界に向けた宣誓を語らせていただきます。

 

録画配信もご用意しますが、やはり会場に皆さんにおいでいただいた上で、私も語りたい。是非、参集型総会を実現しましょう。

 総会は本来、全会員が注目するイベントだった筈です、今回、ひとつの奇跡が起きました。直樹が仕事上で、相続・測量業務上お世話させていただいた方のご主人が書道家。下手な筆書きを好む直樹がそのご主人にわざわざ令和3年度総会資料集の表紙をお願いしました。原田凍谷先生とおっしゃいます。この方の2文字を全会員に楽しんでいただきます。作品代は無料にて、会負担はゼロです。

 奇跡とは、この原田先生が梅村守新会長の高校の同級生だったということなんです。直樹は全く知りませんでした。

 5月から愛知会会長室の頭上にこの「書」を飾らせていただいたその翌日。梅村君から、「この原田君、同級生!」と伺いました。

イヤー、人生っておもしろい。

 これが最後の景色かな?

 

追伸

5月12日、緊急事態宣言が愛知県にも出される模様です。日々、状況をみながら、28日の件、ご案内を続けます。