2019年5月31日金曜日

令和総会、通過いたしました

 選挙なく、会長として、3年目に入ります。副会長の紹介も含め、本会ホームページに挨拶文も、既に掲載させていただきました。
  この先、土地家屋調査士は、登記を伴わない土地の測量の業務に関連づけながら、着実に領域の拡大をしなければならない。法務局に登記を申請して、他の同職よりも早く完了することを自慢していた時代は、平成の始めまでの頃。このブログをお読みいただく市民のみなさんや行政等、ユーザーの方は、最近少しずつ増えているとうかがっています。
 それだけに、私達が不動産全般の境界コンサルタント能力を宝の持ちぐされかのように黙っている大人しい集団であることをみなさんに公開してしまいましょう。
  恐れることなく、コンサルをさせてやってください。私達は意外と役に立つ土地家屋の専門家です。
 
 5月17日に「表題部所有者不明土地の登記及び管理の適正化に関する法律」が参議院にて成立しました。いわゆる変則型登記のされた土地の解消事案です。
 日本経済新聞の取り上げ方は、前年の法務局が字持ち、住所なしの変則型表題部所有欄のある土地を誰かの所有と決めこむことよりも、所有者は、わからないと決めこむことを重要視しています。


 そして、所有者不明の場合、家庭裁判所が管理者を選び、その管理者によって売却が可能になります!
売却代金は供託しておきます。
  国や自治体、企業が申し出ると、所有者不明土地を売ることが出来ると迄、記者は書いてしまいました。
  そこまで法務省は後半を、まだ拡大解釈する余裕はありません。
  私としては、日経記者に一票を投じましょう。

2019年5月25日土曜日

法制審議会


平成31年(令和元年)3月半ばから、法務大臣の諮問に応じて民事法制に係わる法制審議会が開催され、民法、不動産登記法の改正事項の調査審議に、日調連 岡田潤一郎会長が審議委員として出席されています。

 相続登記による所有者不明土地の発生を予防するための仕組みや、所有者不明土地を円滑かつ適正に利用するための仕組みを早急に整備する観点から、連合会長は、弁護士、司法書士両業界からの委員と同席にて、遅れることなく、土地家屋調査士業界の利益を損なうことなく、国民の権利保全を最優先とした建設的な発言をされることを期待します。

 この状況下にて、来たる6月18日、19日に連合会の正副会長の選挙が行われます。
このような重要な委員の途中交替という事象があるのかないのか。これは悩ましいタイミングです。

ちなみに、私 伊藤直樹も、5月10日に連合会副会長としての立候補届を提出済みです。

2019年5月21日火曜日

春の褒章、そして叙勲

 令和に改元されて初めての褒章が、5月20日付で発表されました。
 受章者は全国で670人と19団体。例年は4月29日の、前みどりの日(現昭和の日)に発令されていましたが、譲位に伴った発表でした。

 
 まずは、前愛知会会長の茶谷和裕様、黄綬褒章です。
この度の受章、本当におめでとうございます。

 
 翌21日付は、今度は叙勲受章者の発表です。
全国で4225人。
 今回の最高位の桐花大綬章はお一人。前最高裁長官の寺田逸郎様です。

 愛知会のみなさん。そして全国の土地家屋調査士会員として、周知しておくべきです。
 現在、寺田様には、連合会の最高顧問としてお迎えし、来る6月1日~3日に開催する、第1回中央実施型新人研修会においても、「司法書士の中の土地家屋調査士」という題目にて、基調講演をいただく予定です。
 



 かつては、法務省の民事第三課長(現在の二課)として、平成5年の連合会総会来賓の際に初めて私もお会いし、その後、民事局長等を歴任された後、平成26年・2014年から平成30年まで、第18代最高裁判所長官をも務められました。

 
 おめでとうございます。今後の私共の制度の維持・発展を見看ってください。
 そして茶谷先輩、早々にお祝いさせてください。