2021年3月24日水曜日

明日はどうなるのか

  ある方の2020年5月26日付、時代(あす)への扉、読ませてもらいました。とある土地家屋調査士さんのブログです。

諦めることはいつでもできる。でも諦めてしまったら一歩も前に進まない。

やっぱり怒ったら負け。短気は損気にも通じる。

「あせらず、おこらず、あきらめず」。そして、選挙結果によって役員にならなければ、意思表明の途はなくなります。愛知会の次期執行部は、梅村副会長に決まりました。みなさん、私からも、引き続きよろしくお引き立てをお願いします。

冒頭の記述は、連合会選挙候補者の話です。伊藤直樹も現在、連合会副会長です。そして、次期2年間。立候補し、この組織の担い手を継投したいと考えています。

もちろん、選挙の結果次第で、私もこの先どうなるかわかりません。

 

コロナ禍は依然としてやまず。それでも3月22日、一都三県にて緊急事態宣言は解除されました。

今回、法改正が進められる所有者不明土地問題に端を発した相続登記の3年内義務化、名義人表示変更は2年。相続を基因とする土地所有権放棄の特別立法。

矢継ぎ早に手が打たれていきます。そんな中、登記情報からのテキトーな「名寄せ」帳発行に、自分としては注目しています。

各市町村内の1個人の土地、家屋を固定資産税課税上、所有者毎に一覧できる仕組みになっていることは周知のこと。

これまで、法務局にはなかった制度です。

実は2008年に登記情報のコンピューター化の結果、システム上は全国47都道府県でも、1個人の財産情報を見る事は可能となっていました。

これを利用する法改正が、民事執行法、令和元年改正で名寄せ開始…令和3年5月までに施行予定とのこと。

民事執行法第205条は、債権者は裁判所を介して債務者の債務を押さえる為に、債務者の不動産一覧を開示請求することが出来る。

この登記情報による名寄せ帳提供の制度化が、登記所単位か、県単位か、国単位となるのか、詳細は不明ですが、同姓同名の場合どうなるのか?生年月日は登記されていません。(バックデータで法務局は、名寄せ公開できる準備はできています。)

検索キーから、所有不動産記録証明制度(仮称)が、本人・被相続人の相続人・そして債権者の開示請求によって、個人・法人の「名寄せ」がとれる?

明日はどうなるのでしょう。

さて、「名寄せ」は土地家屋調査士には関係が薄い情報・・・そうでしょうか?

土地を管理する地権者の方々のサポーターとして、このような制度のスタート、知らずにはいけないと思います。

連合会だから、ではなく、一会員でもアンテナを高く掲げていれば入ってくる情報・・・。

更なる詳細がわかり次第、又、書き込ませていただきます。

2021年3月19日金曜日

清水正明先生を想う

 令和3年3月。愛知会の70周年記念誌が刊行され、みなさんのお手許に届きます。記録の前半は、どうしても会務にしっかり貢献された方々のお名前のご紹介が続きます。お知り合いをお探しください。

やはり、本誌にレジェンド遺言の総集編をまとめた事は、まるでコロナ禍で苦しむこの70周年に、その直前に先達のみなさんから「何をブツブツ言っているんだ。前を向け。コロナでへこむ暇があるなら、コロナを乗り越えて前進せい!」との檄文が既に届いていたような不思議な気分で、昨夜しっかり読み切らせてもらいました。2~3箇所、誤字、表現違いを発見する程に浸りました。

 中でもやはり、昨年退会された元副会長清水正明先生の後半の寄稿は、読みどころ満載!新人さんも、個人名が出てくるところは少々ガマンしていただいて、是非、全て読んでみてください。

 自分も、成澤千勝元会長のもとで33歳の頃に広報部長を務め、幾度叱られたことかっていうのは嘘。叱られたのは、直樹を選んでしまった大原長英元会長や西本孔昭黄門…いや元会長方です。

 中原元会長のもとでも叱られ、斉藤忠元会長の頃になって連合会の総務部長をやらさせていただくようになった47歳の頃には、お叱りのお声を聞く暇の全くない状況となって、その後はお会いすることもありませんでした。

寺尾全公連元会長、赤坂元公嘱理事長にもよく叱られましたし、安藤陽尉元理事長とはよく喧嘩しましたね。でも、皆、可愛がっていただいたと思っています。

 清水先生だけは叱っていただけなかった記憶です。退会されましたが、まだお元気と伺っています。あまりに真面目な方で、私伊藤が同じ調査士にみえなかったのかもしれません。みなさん、記念誌のラスト10頁。清水先生のアレコレ。読み落とすことなかれ!

 忘れずに書いておきます。

 清水先生は昭和25年7月31日の制度創設の時から、長野にて生き証人としてスタートを確認された後、名古屋で愛知県土地家屋調査士会初代会長の事務所で調査士業務を学ばれ、仕事をされていたのです。

 いやぁ、70年前ですよ。ちなみに私伊藤63歳。まだ赤子ですヨ。

 

PS

前半の会長履歴で、昭和40~50年、名前がよく出てくる小川義夫氏は、かの玉野測量設計コンサルの社長さんです。玉野はかなり後になって、測量業務、区画整理事業の収支が思わしくなく、民事再生をしましたが、昭和の代の玉野はビンビンでした!そして、その巨大測量コンサルの社長が会長となって、資料センターを名古屋市から手を付けていった・・・こんな事も、一度先輩に聞いてみてください。

これが私共の業界の歴史です。

2021年3月15日月曜日

役員給与改定と弁償費の仕分け

 ラストタウンミーティングと名付け、勇んでZOOM・オープン会合を開催したところ、40名余の参加という状況に、参加役員からは、現在の役員に任せるからワザワザ説明を諸々聞くまでもないよ、という肯定的な性善説も飛び出しました。

 少々かもしれない。しかし、大切な会員のみなさんからの浄財である1号定額会費と2号補助者員数会費です。丁寧にご説明すべきと、極力経費のかからない形で開催した結果でした。 

 早速、追っかけメールアンケートを実施し、200名相当の回答もいただきましたが、気になるご意見には私から答えさせていただこうと思います。

 2年前の会費値上げの際に、役員待遇をアップさせる事を当時のタウンミーティングとやらで聞いていない筈。元々そのつもりで会費アップしたのか?・・・役員のなり手がいないのではなく、役員の手に余る余分な仕事やイベントを過剰に取り組みすぎ・・・やらなくて良いような事を会はしている・・・役員はやはりボランティア・・・役員の手当ては成果がある者に支払えばよい・・・。

 色々読ませていただきました。他団体、他の単位会と比べ、東京会正副・理事よりもまだ安いですって説明を加えるのも、同じ仕事をしているのかどうか?CPAの高額役員報酬や弁護士会執行部の1年専業役員制とも、性格が違います。

 いずれにしても、一定のご批判はある事を、現役員、そして次期執行部はしっかり把握した上で、今回の臨時総会にて変革した新組織+部員制導入を上手く滑り出せるよう、バトンタッチしてまいります。

 本日現在、厳重警戒なる愛知県独自のコロナ対応が続いています。来たる5月28日の総会についても、まず懇親会の開催は見送る公算の方向ですが、総会会場については、午後の参集会場としてのグランコートANA金山ホテルなのか、急遽仮押さえした鶴舞公会堂4Fか。運営上、総会はおよそ、もの凄く限られた来賓状況における式典と議事のみとなりますことを前提に、それでも新しい正副会長のスタート、つまりバトンタッチについては、できうる限り皆さんの面前にて執り行えないものか。ここは私見と断っておきますが。

 

 ウィメンズマラソン5000人。ナゴヤドーム改めバンテリンドームで5000~1万人の5月。各種コンサートや御園座の観劇が既に再開されている今、みなさんとはどのような形でお会いできることとなるのでしょうか?

 現状、一都三県は緊急事態宣言解除も当分延長の気配の中、自分は連合会副会長Ⅱ期目の立候補を宣明し、地元愛知と日本全体情報の伝達+この制度そのものの更なる発展!?というよりも、脱皮に向けて力を注いでいく所存です。