2022年12月28日水曜日

令和4年、最後のブログアップ

 2022年、伊藤直樹ラストの書き込みです。

 丁度6ヶ月後に、自分は連合会会長選に挑みます。まだ前年の年末。まだ早すぎるのではと言われた方も、みえました。しかし、この選挙に、全くの在野で、役員職に就いていない私が参戦する以上は、早くも何もありません。

 先般、日本中に所信表明を送付いたしました。

 丁度6ヶ月間の挑戦となりますが、これは、選挙で選出されるが為のアプローチばかりではなく、何が選挙にて議論しなければならないのだろうか?

 この論点整理を行なうが為の仕掛けです。

 

 このままの土地家屋調査士業界の現状でよろしいでしょうか?

 先日も書き込みましたが、全ての国内国家資格試験の中で、唯一、受験者の→減り続けている≒会員数が減少している私達です。

何かが上手くいっていないからでしょう。何か、今行なっている施策が、国民のニーズとズレているからでしょう。

 この先6ヶ月間。幾度でも、伊藤直樹は訴えましょう。

→→ 私達土地家屋調査士は、納税先の国の指示で、土地・建物の担税能力数値を是正してきました。これは歴史として間違いない、昭和25年からの使命でしたよ。が、今はもう違うのです。

役員のみなさん=代議員のみなさん。各地元の会員さんの実需は民間業務です。大切な公嘱業務の受注量、出来高は、全体の約10%相当。

 つまり、大多数の土地家屋調査士業務は、不動産業界と、住宅、建設、マンション業界からの受注によって成り立っている事を基に、その業務処理を、どう実需に対応するのか、ひとつのサービス業、何が私達に求められているのかを追ってはみませんか。

 自分は39年間、この民需にどう応え、この業界が伸展出来るかを考えてやってきました。

 今回、愛知会では、取り上げ続けてきた、越境処理を初めとする確定測量の定義化。これひとつとっても、全国の同職が弁護士法72条抵触を理由に、全く当たり前の土地家屋調査士専管業務にもかかわらず避け続けてきた事を、私は、改める為にも、リーダーに一度、ならなければならないと決意したのです。

 何に、みなさんは怯えているのでしょう。

 いや、72条を楯に、人と人との軋轢の中に入る事から逃げたいのではないですか。

 土地家屋調査士の真髄は、人と人の心に入り込ませていただいて、境界線を引かせていただいて、平和裡におさめるものと私は思っていましたが、違っていたのでしょうか?

 人と人との思いが違うのは当たり前です。これを紛争性ある境界問題などと言う前に、思いの違いの前提として、境界の成り立ち、現状の占有、そして、考えられる筆界らしき位置の示唆。これを、熱を込めて丁寧に説明することで、72条違反疑いなぞ生じる事なく、境界ラインは決められるではありませんか。

 全国の会員のみなさん。愛知会のみなさん。

怖がる事なく、越境処理を含む、境界に係る合意書作成と説明図面への調査士名記名。もっと実需に寄り添って仕事することへの自信。安心して挑んでください。

 この当たり前に、国民、市民、地権者のみなさんが必要とされている境界線に係る折衝みたいな。斡旋みたいな。調停みたいな。和解交渉みたいな事を、私達はあたり前に行なっていけるという保全を、私、伊藤直樹が連合会に挑み、そしてリーダーとして確立して、そして、業務量、報酬上昇を確保してみせる。これが今回の伊藤直樹の立候補に係る、偽りなき初心です。

 よろしくお願いします。

 

 

 こんなやりとりをさせていただきましたが、連合会には勿論、さまざまな、やらなければならない仕事のある事は、連合会理事4年、副会長2年。愛知会理事6年、副会長6年、会長4年の役員歴にて、十分にわかっています。

 今回の選挙挑戦は、自分ではなく、土地家屋調査士命の挑戦です。

このままで、連合会の在り方は生ぬるいと思った以上、批判も受ける事、覚悟の上で、立候補する事と決意しました。

 

 少々口説いですが、令和4年12月末、伊藤直樹の本意です。 

2022年12月26日月曜日

令和5年に向けて。中興か、革命か?

 ご存知でない方もおみえでしょうが、令和5年6月の私達 土地家屋調査士の未来を左右する連合会会長選挙に、私、伊藤直樹は立候補をしました。

4人の候補者中、65歳の自分は年長さんです。ちなみに岸田首相も同年輩、1週間ちがいの誕生日です。

そんな、老けたかどうかを比較する前に、自分らしく、先陣を切って全国の単位会、各会長・副会長さん方に、所信表明を封書にて、クリスマスに合わせてお送りいたしました。

 愛知会の顧問として地元のみなさんに伝えたいのは、この業界の眼の前に在る問題。そして、現在だけでなく、将来、起こり得るであろう課題に向けた対応を、此の連合会は解決できるよう、努めなければならないという仕事。これを誰かがやらないといけない。これをやるには最先端を走ってきた、今も走っている愛知会から牽引役をしょって立つ者が出馬すべきだという流れに、私は今いるという事です。

 呑気に構えていられない状態は、①受験者数の減 ②ADRの停滞 ③登記依存オンリーの発想 ④他士業とのせめぎ合いを回避しすぎ ⑤領域拡大の戦略ゼロ……全て72年間、右肩下がりです。

 国家資格者の中で、最も無名で、最もリクルート的に補助者採用のメドの立たないブルーワーカー視。

 それでも土地家屋調査士業界には、まさに輝く、公嘱協会という手法がしっかり伸長を続け、後発ながら、爆発能力のある政治連盟も、今後は何を目的とすべきか虎視眈々にて。

これも愛知会No1は、誰もが知るところ。

 

 愛知会が連合会トップを担うべき。その一兵卒として自分は立候補いたしました。

この業界を、なんとかバージョンアップ!

これまでの発想ではない刷新を全国に訴えてまいります。ご注目ください。当面は孤軍奮闘、汗を流し、ペンを握る右手を活かしていきます。

2022年12月21日水曜日

マーフィーの法則

 「起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる運命。」

「運命の女神は盲(めしい)なり。」

後者は、ラテン語の諺です。

 

コロナ禍が進むにつれ、最初は小さな出来事がどんどん、取り返しのつかない災厄へと広がっていく。3年前にみなさんは、このコロナ、中国の武漢発生説をどうみられていましたか?今、覚えてみえますか?

私はこの感染症のスタートは、隣国の毒性兵器の研究の失敗が起点だと、今でも思っています。

人的な基因…言い過ぎな指摘かとも思いますが、日本の防衛はこの延長線で寛らず考えなくてはいけないと思っています。

私見ですが、日本の防衛は自分にとって、当たり前の仕事です。

自分の事務所に2名の元自衛隊員がいます。何かあれば、前線へと彼等もかけつける事になるのでしょうか。

 

ウクライナの現状をみると、とても中露韓のミサイル先制攻撃後にこの国を護れるノウハウは、彼等のような元職にはありません。

この国を護る為、防衛目的の課税がもっと必要だと、キチンと語ってもらいたいものです。

 

さてさて、この国はともかく、私達の専管業務を守るのも、フラフラで領域拡大の検討を今までした事がありましたでしょうか?

今、土地家屋調査士業界が、法務省や外界によって筆界確認書の省略や、登記以外の土地調査の費用を請求できる現状にない事を、みなさんご存知ですよね。

筆界確認書の省略・ナンテ、この議論に1年半前に伊藤直樹は反対し、現執行部にその任からはずされた事を恨んでいます。

過激な発言ですが、私ならこんな方向性へは絶対向かわせませんでした。

いかがですか?

2022年12月20日火曜日

危機対応の評価 二分

 12月18日午後1時。東海道新幹線が、愛知県安城市内で電力供給するトロリ線を吊り下げる「吊架線ちょうかせん」が切れた事により停電が発生。

 東京と新大阪間の上下線で74本が運休し、114本に4時間28分の遅れが出たといいます。

 この架線切断の理由は、今日20日現在不明ですが、13年前に横浜市神奈川区で切れた際は、パンタブラフの部品交換時の、ボルト4個の付け忘れだといいます。2010年1月のこと。吊架線が人為的原因で切れてしまった事から批判が上がるところ、ネット上には、新幹線が1964年に開業以来、その運行による死亡事故ゼロという事から、且つ、4時間程度で復旧するという、保安関係者の尽力と日本の鉄道の優秀さを賞賛するコメントが多くあがりました。

 

 確かに、事故を事前に防ぐためのドクターイエローという人気車両もまだ走っていますし、世界的に東海道新幹線の5〜10分間隔で365日走り続ける様は誇れるものです。

 最新型のN700Sには、架線や線路の状況計測システムが搭載された車両が、確かもう実際に運行している筈です。計測専用車両ドクターイエローを定期的に走らせるだけでなく、営業運行しながらの計測が加わり、より多くのデータが取得でき、状況把握が早くなる。

 その架線・・トロリ線自体も進化。銅線の中に光ファイバーを入れトロリ線自体を監視。切断しても場所の特定が早くなるとか。

 

 二重三重、それ以上の安全対策。

それでも線路の下に潜って点検する人の手や目や耳が頼りになるそうです。

 

 新幹線オタク話? いえいえ、日々コレ努力と進化が必要。

産業も人間も。共に技術の向上を目指さないと、落ちていくだけって話です。

 

 しかし、今回のような多くの利用者に、休日の午後に、迷惑がかかってしまった事態は残念でした。

 全く遅延する事がないというのが、あまりにも当たり前だと思ってしまっている事が、どうなんでしょうか?

 

 安全は、尽力によって、裏方さん方によって、初めて守り続けられるものです。

 登記や測量の業務の安全とて、このオンライン登記新ルールとて、幾度かの支障、トラブルを経験しながらメンテナンスされていきます。

完全はありえないのです。

2022年12月16日金曜日

新老人

 週末、よく通う古民家レストランの階段で落ちるという不始末発生。自分は打撲と右目にアザ。巻き込んでしまった方は少々足首骨折!

 65歳の自分は、現在、日本で3627万人いる65歳以上の一員です。昨年で既にこの国の百歳以上の高齢者の数は9500人+α。52年間連続で過去最高を記録中。

つまり、ジャパン・アズ・ナンバーワンは思いっきりの老人大国、日本の事で、令和5年中に百歳を迎える人数は、4万500人超とのこと。

 この資料は、五木寛之さんのサライ1月号P128のコピペです。

失礼しました。ただ、厚生労働省の発表ですから、お許しください。五木寛之さんは90歳。

 この先、この国の人口構成、そうは簡単に若年労働者層増とはならない事は、当たり前。 いったいこの先、どうやって65歳以上の年金生活者へ、原資も足りる訳ない国家予算で年金を配当し続けるのでしょうか。

 

 私達の業界の将来像も、先が見えていません。

 全国の政治連盟加入案内が、郵送されてきましたね。政治連盟は本当に大切です。そして政連がフォローする本会、その集合体である日調連が、制度の維持・発展を、本当に担っているかどうか。心配でなりません。

 

 これまで2度に渡って、連合会執行部で方向性を戦える立場を担ったことのある自分は、経験と新老人力を活かして、この制度に革命をおこさないといけない義務があります。年末から年始にかけて、全国の役員さんへ、投げかけを始めます。

 この先、どこまで出来るかわかりませんが、新老人の自分のパワーは、この国に必要です。

 やれる限り戦いをしかけていきます。

 この制度が、より良い方向へシフト出来るよう、働かせていただきたい。

 

 愛知会のみなさん。議論、忘れないでくださいね。

そして、このブログをご覧の全国のみなさん。議論をスタートしてまいりましょう。