2023年9月22日金曜日

業界の領域—-名古屋市測量技術講習会にて

 測量系CPDポイント研修。令和5年9月21日に鶴舞公会堂にて、調査士会外の研修会を受講してまいりました。

 公益財団法人 なごや建設事業サービス財団 主催。

 ・測量業務委託成績評定の概要

 ・街区の世界座標化事業に伴う測量委託について

 ・名古屋市の境界確認測量業務について

 ・測量標等の保全について

 前会長の立場で何を今さら…と思わずに、13:30〜16:20の聴講着座。

 名古屋市役所のDX推進方針や、測量に係る電子申請、測量標等の使用承認。更なる街区の世界座標化。基本的な地元の測量管理状況を復習させていただきました。

 市としては、行政手続のうちデジタル化を妨げるおそれのあるアナログ的な規則や手続を見直すとし、目視規制、実地監査、対面講習、書面提示規制、往訪閲覧、縦覧。

 電子申請の根拠は、測量法第26条の測量標の使用、この使用承認、使用報告から着手し、今年度試行。令和6年度に要綱を改定し、書式変更の上、電子申請を実施していくとのこと。調査士会名古屋関係支部にて、周知をはかるべきです。

 

 街区の世界座標化の目的は、①防災・早期復旧復興、②境界の現物明示から世界座標値を利用した座標明示の移行、③道路台帳整備の基礎となる資料を先行して作成し、後日、平面情報を重ねることで道路台帳作成の効率化を図る、この3つとしています。

 

 かつて14年前の平成21年より、境界明示から境界確認に移行し、市の官民協議結果が、統一した道路等境界確認事務取扱要綱によって集積され、現在では土地家屋調査士会本会が、土地家屋調査士間限定にて、当時の協議結果成果の情報共有ルールのもとに公開できるようになりました。

 また、5000円ルールから逸脱する情報共有手法もとられる事務所もありますが、全県下で事務所間資料提供の報酬支払ルールについて、平準化できることを望みます。

 名古屋市は、境界確認協議結果を、個人情報として、不特定多数の民間開放は今後も認めない-認めた場合の市へのクレーム、担当者個人への責任追求・訴求を回避することに全力投球!

 

 本会、そして関係5支部の役員は、今一度、名古屋市側の公共用地管理(区域線設定図)の考え方、現在の再整備作業の状況をしっかり識っておいていただき、私共全員が市民に境界実測確定成果をお届けする上で、より利便性を高め、支障を生じないよう、皆で努めてまいりましょう。

  

2023年9月13日水曜日

最低賃金1027円。事務所の正念場

 全国で適用されるのは10月から。東京1113円、神奈川1112円、大阪府1064円で、愛知県は1027円。最低賃金審議会の改定額答申公表。

 引き上げ額は、39〜47円。全国加重平均額は43円(4.47%)上昇して1004円。・・・そりゃ、待遇改善はわかりますが、どうしましょう。

 三重県973円。岐阜県950円…沖縄県は896円とか。

観光客が増えても、ホテルや飲食店スタッフが揃わないと言われている昨今。・・・調査士事務所、アップ出来るのかな。

 

 時給社員、パートだけでなく、土地家屋調査士事務所個々の補助者のみなさんの月給……大丈夫でしょうか。

 

 月給制の給与を時間当たりに換算すると、例えば年間所定労働日数260日、月給21万7000円としましょうか。

内訳、基本給17万7000円、皆勤手当2万円、家族手当1万円、通勤手当1万円。差し引き月給は17万7000円ですね。

 

 1ヶ月の平均所定労働時間は?

年間260日×8時間÷12ヶ月=173.33時間

 

17万7000円÷173.33時間=1021.1円です。

     1021円 < 1027円

 

 大丈夫ですか?22万円…23万円…事業主、経営責任者として、増額資金のご用意、出来ていますか。

 

 今、不況期に入っています。仕事はあるけれど、報酬のアップが出来ていないと思いますが、みなさんはいかがですか?

 建築費が上昇し、名古屋を中心に、愛知県内の建売用地、マンション用地は、公示地価、相続税路線価の評価増と全く関係なく、アップし続けています。勿論、交通アクセスの良い箇所限定のアップです。

 

 土地家屋調査士業界は、不動産、建設業界と連動しています。

この事をイヤがらずに受け止めてください。事実なのです。

 此の業界の担い手は、或る意味で補助者のみなさんの存在です。

「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く」 大谷アキラ著「正直不動産」18巻より

 

 補助者の方々、ありがとうございます。

2023年9月11日月曜日

腸活

 17年余。自分はホットヨガに通っています。

スタジオは38℃、湿度60%以上。身体を柔らかくすることで、健康の秘薬?アルコールを抜くことが、もうひとつの目的ですが・・・。中でも、腸活ヨガは毎週通っています。

 腸の活性化、必須かと思いますが、土地家屋調査士業界の皆さんの飲酒癖・・・大丈夫でしょうか?

 昭和58年-平成35年=令和5年=昭和98年私自身40周年を迎え、西本大先輩の60周年にはかないませんが、土地家屋調査士人生。本当にありがたく想っています。

 熱い想いを、是非、このブログを読んでいただいている同輩の皆さんと共有していきたい!その為にも、この先、調査士会の多くのPT、委員会活動に、伊藤直樹は参画し続けてまいります。

 ご存知の通り、私達の業界、資格名の認知度は全国家資格者の中で最低ですよね。

名称を変えるとかいう議論は、もう、いいです。

72年目に入ります。土地を所有される方達からしてみると、充分に認識していただいている名称です。

 この先、この業界をどのように改良、リニューアルしていくのか。皆さん、特に若い会員の皆さん。本会活動参画を、切に願うばかりです。

 業界の維持、この先、若き後輩の皆さん、よろしくお願いします。

 私はまだヨガで鍛え+ワインと付き合い!、これからの皆さんをしっかり腸活+フォローさせていただきます。