2022年5月30日月曜日

愛知会総会終了

 5月27日現在、会員数1065名。

懇親会はなくとも、令和4年度本会総会が挙行されました。コロナ禍とはいえ、参集したい我々。

 このブログを覗いていただける仲間は、土地家屋調査士のサガ()として、参集イコール立会流儀マスターの為にも、やはり県内の同職の集いが、他の士業と全く違って、絶対に必要だという事に納得が出来る筈です。

 ところで、梅村新会長の此の1年、前会長として、本当に大変な仕事をやりとげられたと、みなさんにお伝えしたい!

 全国の会員数は、ついにこの4月、16000人をきりました。平成19年前後の18700人から、マイナス2700人➗15年間で、年間で180人ずつ、資格者は減っているのですよ。その中で愛知会会員は、この15年間ほとんど同じなのです。

 コロナです。本当に仕事は減少しているのですが、一部の名古屋中心部のマンション用地需要と、全県下でロジスティックスセンター(物流センター)の開発が行われています。みなさんにとって、個人の局地測量依頼にオンして、地元の開発企画があった際、是非、仲間同士で、誰が得意なのか?誰のツテならば開発設計ができる人に辿り着けられるか?

 仕事の幅を広げてください。

 この先、新人会員さんも中堅さんも、どこかから訪れる委任状を待つことなく、ご自身のアピールを上手にやりましょうよ。

  少々マニアックですが、会計上、インボイス制度がそろそろ本格化します。売上げ1000万円以下で非課税業者の同職が、現在70%相当みえます。

 インボイスに対応しないと、企業からの受注に限らず、アパート等、賃貸事業主からの測量の仕事で、会員が提出する領収書が、税務上、消費税の経費として認められなくなれば・・・いつか(たかが数千円程度の経費計上で)発注してもらえなくなるということなのですが・・・会員のみなさん、おわかりいただいているでしょうか?

6月に本会定例研修会にて、税務署の方に講演いただくそうですが、お役人様の講義だけでは、どうしたら良いのかわからないことと察します。

 

 儲けてください!!土地家屋調査士として、儲からないと後輩はついていきたくありません。

 夢がなくては、業界に入ってきてもくれませんよね。

 さァ、新年度が始まります。

 梅村会長の2年目。是非、みなさんのご支援と、フリーな叱責をお待ちしましょう。

 私、伊藤直樹が、その叱責窓口となることも、やぶさかではございません。

 意見交換、反省叱責・・・フリーに行ないましょう。

 

 愛知県土地家屋調査士会、令和4年度事業、本格スタートです。

2022年5月20日金曜日

どうする家康

 大河ドラマは、鎌倉殿の13人。来年は、松本潤が演ずる徳川家康が主人公の「どうする家康」が放映されます。

 戦国の乱世、三河と尾張、東京=江戸、そして静岡まで、家康の人生は東海道新幹線であり、家康自身は、その後の江戸幕府、260年の安定政権の祖となりました。

 織田信長や武田信玄とのからみ。そして家康の有名な家臣団、その中には、地元愛知出身の三河譜代の面々が名をつらねます。

 酒井氏、松平氏、大久保氏、本多氏、榊原氏、井伊氏、平岩氏、鳥居氏、渡辺氏、内藤氏、高木氏、服部氏、米津氏、蜂屋氏等…16氏で鎌倉越えとなる事でしょうか?

 業界も、鎌倉、室町、江戸の3幕府同様にリーダー選び、大切です。戦国ではありませんから、リーダー側が頼朝のように、家康のように、昇りつめられる時代ではありません。

 そういえば、今回の織田信長役を来年務める岡田准一さんは、あの2013年12月に公開された「永遠の0(ゼロ)」の主役を演じられました。

 あの映画には涙させられました。日本国土を、そして日本の家族、民族を救う為に、特別攻撃隊、零式艦上戦闘機に乗り、アメリカ軍を・・・77年前の本当に悲しい出来事です。

 真剣にリーダーを選ばなければ、土地家屋調査士業界の本会、公嘱協会、政治連盟の三位一体が成り立ちませんね。

 そういえば、岡崎には松平裕実殿がおられました。

 松平会員殿!どう思われますか? よろしければ、個人的にもご意見ください。

 永遠のゼロ、泣きました。その後の77年間の復興は、日本の歴史として、過去を忘れる為のものだったのでしょうか。

 

 伊藤直樹は日本が大好きです。

毎年、伊勢神宮に詣ります。初詣も、熱田神宮、護国神社、そして、地元 中区丸の内の那古野神社へ、25年以上連続してフルセットにてお詣りさせていただいております。歴史は大切です。

 今年と来年の大河が家臣比べ・・・鎌倉13、徳川16? でも、数じゃないでしょう。

 愛知会の各組織の行く末、みなさん、しっかりとご確認ください。

 

2022年5月12日木曜日

首都移転

  ブラジルの首都はブラジリア。リオデジャネイロという大都市から、新しく街造りをした新首都へ。1960年のこと。

 オーストラリアでも、シドニーではなく、メルボルンでもなく、キャンベラという新しい計画都市でした。

 現在インドネシアが、過密化状況のジャカルタから、カリマンタン島=ボルネオ島へ首都移転する計画に着手しています。

 ジャカルタ首都圏には3000万人が暮らし、日々、交通渋滞、災害リスクに溢れています。

 インドネシアは、1万7000の島々からなる島国。

 新首都名は「群島」を意味するヌサンタラだそうです。3月14日には地鎮祭も挙行されています。

 インドネシアは、2004年のスマトラ島地震をはじめ、自然災害にたびたびあってきていますが、カリマンタン島は地震が少ないのだそうです。

 今の大統領は2期目。3選はない仕組みにて、次の大統領が、果たしてこの首都移転を進めるのかどうか。莫大な移転資金も必要となり、反対署名運動も活発に行われています。

 私達の日本。東京から中京圏。中津川へ首都移転する話題が東海地方に依然としてくすぶっています。

 震災に対応する為、今後も、一極集中の東京に何でもかんでも集める思考は止めるべきだと、自分も思います。

 名古屋へ、首都を移されてはどうですか?

広大な農地もあります。長久手は、使われていない土地がありあまっています。

 東京、川崎、横浜を、新幹線を使って通過する都度、この街の危険性に怯えます。マリウポリになってはいけません。

 インドネシアの移転はどうなるか、まだわかりませんが、オーストラリア、ブラジルの前例を生かし、日本の首都移転はあってしかるべき。

 河村たかし現市長の構想にはありませんが、次期市長、横井利明氏(予定、且つ私見)に、しかるべくお願いしてまいりましょう。 

2022年5月6日金曜日

所有者不明土地改正法が成立

 4月27日、地域福利増進事業の対象を拡充する改正法が可決成立しました。

 「所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法の一部を改正する法律案」

現在、愛知会が最優先で取り組んでいるプロジェクトでもあり、社会実験の先鋒を務めようとする私共です。

 現行法でも、所有者不明土地を広場や公民館の敷地として整備・利用することとされていましたが、期間が10年とされており、活用するに支障を感じさせられていたところ、20年に延長となった事は大きいと思います。

 再生可能エネルギー発電設備を民間事業者が設置整備すること自体、数回前の此のブログで否定的な書き込みをしましたが、太陽光パネル一式の減価償却は税務上も17年。。。となると、20年ならば手を上げる参画参加者も増えるかも。

 備蓄倉庫などの災害関連施設の整備との紹介もされていますが、より期間は延長されても良いのでは。

 事業計画書の縦覧も、現行6ヶ月のところ2ヶ月へと短縮。又、管理が不十分で、高台からの岩石落下など周辺に危険を及ぼしかねない所有者不明土地にあっては、市町村長に管理不全土地管理命令の請求権を与え、更に、勧告、命令、代執行も可能にしました。

 空き家措置法で、市町村長に、危険な特定空き家の代執行解体制度が定められた割に、これまで代執行が行われた例はとても少なかったのですが、こと所有者不明ならば、家屋も、そして土地の整備についても、もっとスピーディーに代執行は進められるべきです。

 結局、改正法が成立したとして、事業が上がってこない事には更なる改良は出来ません。

 愛知会が先行して取り組んで社会貢献に一石を投じる事で、業界内だけでなく、他の諸団体も手を挙げてくれるやに。

 しかし、所有者不明土地がどこに存在するのかを確知する団体って・・・実は、土地家屋調査士組織しかまずない事に、国交省さんは気付いておられるでしょうか。

 行政が公共事業を進める際の対象土地、そして隣接地調査で発見するより、私達が隣接地で遭遇する確率の方がずっと高いのです。本会では、皆さんからの更なる所有者不明土地情報をお待ちしています。

 一日も早く、本プロジェクトの社会への広報が進むことに期待しています。