2019年7月25日木曜日

満62歳を迎えるにあたって


 8月5日、又、ひとつ歳を刻みます。充実した60代を走らせていただいています。

愛知会の元気さは、こと、会員1100名余の仲間の方々には理解が出来ないかもしれませんが、相対的に他の49会と比べると、突出しています。

 地元会長と連合会副会長。二足のわらじは覚悟も要りましたが、重複しているだけに見えてくる事も多いのです。法務省へも出入りさせていただくと、監督官庁としての大人の対応を見せていただいています。不祥事があれば、顛末の報告と謝罪。隣接業界とのバランスの問題となれば、お立場上、土地家屋調査士業界を案じてもいただきます。

 ひとつ解せない事があり、記してみます。

調査士法施行規則第39条の2の非調実態調査を今年も行ないます。11支部でみなさんが朝から、関係する14本・支局・出張所に出向いていただき、本来、土地家屋調査士の専管業務である表示登記申請を単発、又は反復継続して、誰かが(個人、企業を問わず)行なっていたとしたら、告発して、刑事罰に処する。

しかし、全国50会のこの調査の結果、該当の被疑者に対し、前年度は局から告発は1件もしていただけなかったようです。現時点で自分が把握している限り、全国50会中、最も多くの申請事件の実態調査を行ない、11支部から疑いのある案件の事実を局に報告し、その数のみを本会は確認しています。局からは、本省へ調査件数と注意処分を行なったが、実際に告発まで到ったのかをとりまとめ、報告していただいています。

そして、その実数が、どうも本省から連合会へ廻ってくる数値と合致していない。そして、愛知会の調査対象として問題があるのではという指摘に対して、告発が零(少なくとも、私の知る限り)なのです。



 今年も、近々、各支部で調査の時期。調査する対象月。手法が案内されます。実のある調査。そして注意-警告-告発が行なっていただけるよう、愛知会の数値、そして39条の2の成果に注目したいと考えます。

 市民による本人申請が絶対駄目だと思っていません。しかし、今秋には資格者代理人方式によるオンライン申請の更なる促進を協力する土地家屋調査士会です。

 局からのご支援を、今年度こそ大いに期待しましょう。

2019年7月19日金曜日

行政の地籍調査の思い


7月18日、14時より公益社団法人全国国土調査協会の第58回定時総会に来賓として参席させていただきました。



 北海道の積丹(シャコタン)町長 松井秀紀副会長の挨拶により開会。

 金田勝年会長は、公務により欠席の中、国土交通省土地建設産業局長 青木由行氏、法務省民事二課村松課長、国土交通省、国土地理院参事官 鎌田高造氏、3名の来賓祝辞がなされ平成30年度の国土調査事業功績者等表彰が行われました。

 3名の来賓挨拶にあって、東日本、熊本等の被災地の復興は、先行して行われてきた地籍調査事業の成果に基づいて、急ピッチで行うことができたという共通した賞賛。



 今後、都市部で直下型地震、沿岸部の液状化現象等、東南海トラフの予測される首都圏、東海地方、紀伊半島等々においては事業の遅れていることがクローズアップされなければならないが、あまり触れる発言は出来ませんでした。



 法務省の大都市型14条地図作成事業 VS 都市部で進められている街区先行型作業。



 いずれが、本当の事業復興となるのか。優先順位ではなく、有効性、即効性を考えて検討すべきではないでしょうか。

 

2019年7月8日月曜日

ご無沙汰の書き込み、失礼

 愛知会の総会。そして連合会、正副会長選挙参加。所信表明にて全国行脚。
 6月18日、19日の投開票の結果、12年ぶりに私は、土地家屋調査士の連合会副会長として、外の皆さんと話し合う立場へと復帰させていただきました。



 かつて平成19年春まで、連合会の総務部長として、松岡元会長のもと、民事二課への訪問やら衆参議員会館顔出し。更には神奈川県内に於ける不動産登記法改正オンライン実証実験支援にて、随分と三浦半島へうかがった思い出。・・・なんて事はともかく、國吉連合会会長サポートを第一義に、私伊藤直樹の副会長2年間の会務奉仕、スタートです。
 岡田前会長の想いも十分に理解しています。國吉さんの、東京中心の組閣はまた、なかなかのものです。今の当該業界の刷新を計る為には、何だって私は驚きません。34名の役員が一丸となって、これからの難局に立ち向かってまいります。

更に、私伊藤は、というと、連合会日程をまず優先しながら、愛知会会長として全国2番目の会員数を誇る地元を牽引することにも全力投球し続けていきます。
 4名の副会長には少々酷な要求をします。仕方ありません。
もう一度、この業界の情況というものを改めてみつめましょう。もう、ガタガタ言っている余裕なんぞ、ありゃしないのです!

 ひとつの資格制度の存亡の危機が眼前にあることをしっかりと認識して、これまでの役員から引き継ぐのです。これまでの役員のみなさんも頑張ってこられたのも事実。民事二課のみなさんが、温かく、告知通告されることなくここまでお付き合いいただいてきたことが幸せというものです。

 私は断崖絶壁にいるという認識で、桜田門、法務省へまいります。水道橋へまいります。
又、逐次ご報告いたします。