2021年11月26日金曜日

相続・・・調査士も担いましょう

 今年4月に相続登記が義務化となり、3年内に施行されることになりました。スゴイ民法改正です。

 改正が2年・3年・5年と細かく分かれているところ、皆さん勉強してください。

 

 3年前から相続登記未了土地の法定相続人登記が少しずつ始まりました。

 少しずつというと、司法書士業界に失礼ですね。ものすごく、この仕事、大変なのです。多くの司法書士の皆さんが、戸籍除籍をとりまくって、各市町村とやりとりをしています。

 だから、一般の相続戸籍収集の郵送やりとりも、このところかなり時間を要しており、これまでの時間案内では、お客様に迷惑をおかけします。

 知っておいてください。

 

 更に、今回の法改正です。相続登記の義務化によって、相続に対する皆さんの興味は増す一方。そんな中、2年前の民法改正による配偶者長期居住権や、遺留分侵害額請求権に関するモメ事!!。既に伊藤直樹は体験しまくっています。

土地家屋調査士には無縁、なんて言っていては駄目です。

 

 司・調 = 法律の専門家なんでしょう?

 

 会員各位。

今回の民法改正、しっかりと学んで、2年後の相続土地国庫帰属法から・・・全ての法改正に対応する勉強をしなければいけません。

 

 ついでに、この顧問ブログに関してご意見をいただく事もあり。

本会にお寄せください。

2021年11月18日木曜日

道路協力団体制度

 平成28年3月の道路法改正により、本制度が創設されました。

今回、12月3日締切で、本年度の協力団体の募集がある事を確認しました。

 この団体の業務内容としては、管理や設備の設置、そして、情報の収集や提供、調査研究も含まれます。

 

 愛知会をはじめ、土地家屋調査士会連合会や各単位会では、狭あい道路解消について起運が高まってきている中、今回、愛知県土地家屋調査士会は、是非この制度に申請すべきではないかと、私見ながら確信しました。

愛知会会員のみなさん、中部地方整備局HPのトップページから、

「道info → 道路協力団体」と検索してみてください!

(https://www.cbr.mlit.go.jp/road/dourokyoryoku/index.html)

 

 全国にあって愛知会では、公嘱協会の挑戦として、地籍調査を担います。法務局発注の不動産登記法第14条地図作成業務とは、当然仕組みが全く異なる中、更に現在、中部地方整備局と細かな打ち合わせを重ねながら、地域福利増進事業にも挑み続けています。

1100名の総合力の賜物です。

 つまり、街づくり・道づくりを社会貢献の一環として、私達、土地家屋調査士は取り組んでいく事で、世に名を識らしめるべきです。そうは思いませんか?

 

 4年間の会長時代に、身を引き締める為に幾度も、「士業の中で最も無名な国家資格団体」という自虐表現を用いてきましたが、他士業にあっては、社会的事業・貢献は、当然のメニューとなっています。

 残念乍ら、私達は地元愛知でも、全国組織においても、社会貢献をした実績は、ほとんど無い。

 これが現実です。

 

 → 今回、この団体制度への参画を、みなさんと共に早急に考えてみたいと思いますが…。

 

2021年11月12日金曜日

致知・死中活あり・・・より

 最近、思うところ。

安岡正篤師の

「忙中閑あり」――どんな忙しい中でも閑はつくれるし、またそういう余裕を持たなければならない。

「死中活あり」――もう駄目だという状況の中にも、必ず活路はある。

 致知という月刊誌をとってはいるものの、中々、全てを、毎月、読める状況にありません。

 

 会長職を降板して、既に5カ月以上経過しました。

 役員のみなさんの許可を得て、顧問のブログコーナーを週1回ペースでアップしてみています。土地家屋調査士を38年間やってきた。役員としても、やろうとした事には常に全力で向かってきました。

  ただ、上述の死中活ありの境地は、なかなか厳しいです。自分の行った事の評価を求めたり、褒めてもらう為に会務をやってきた訳ではないものの、こうして4年間の高速回転が、やや低速顧問回転となってみると、なかなかどうして、覇気が出てこないものですね。

  退役軍人が覇気を持って、まだ騒ぐつもりか…と言う評価もある事でしょう。64歳という自分の限界を、自ら線引きする時期が来たんだよと、言いつつ、死中活ありに戻るんです。

 

 松下幸之助の言葉を借ります。

「90であろうが100であろうが、生きている間はやるべきことをやる。人間は行き詰まるということは絶対にない。行き詰まるということは、自分で行き詰まったと思うだけのことである。」

  いや、全く。人生100歳時代。晩年、100歳を越えて、愛知芸術劇場の舞台で、歌を唄い、(好きじゃないですが)韓国のテノール歌手の紹介を堂々と語られた日野原重明…聖路加国際大学名誉理事長・同病院名誉院長の姿を直接観させていただいた事があります。今となってみると、いやはや64歳なんて、まだまだ未熟なガキなんですよね。

 この先、まだ、なんとか、この業界に努めたいと思う次第・・・お邪魔ですかね?

2021年11月5日金曜日

幹事長の悲哀

 甘利明氏が小選挙区で落選し、幹事長として辞意を表明。

現職幹事長としては、初めての敗北でした。

 

 そして火曜日。立憲民主党代表の枝野幸男氏も辞任。

橋下徹氏が開票結果をもとに、日曜の夜の段階で、責任をとるべきだと追求されていたものの、政治家として自らの責任の取り方に躊躇・・・。

即決できなかったのでしょう。

  選挙という踏み絵は、政治家にとって、バッチを付けられるか、即座に一般市民となるか。厳しいものです。

 

 さて、甘利氏の敗因は、2016年1月、都市再生機構URの補償問題で、千葉県の建設会社から100万円を受け取ったか否か。結果、当時、務めていた経済再生担当大臣を辞任し、睡眠障害を理由として3ヶ月近く国会にも顔を見せなかった。

 

 問題から逃げる人物に、岸田総理は何故、任せようとしたのか。不祥事を起こした事を棚上げして、選挙妨害を受けたとTVで話したのでは、いくら何でも、次は無い。比例復活はしたものの、果たして国会に顔を見せてくれますか。

 72歳。年齢的にも過去の人となりました。

 

 因みに79歳の小沢一郎氏も、同じく一度、消えました。(比例復活ではありますが…)

 冒頭、悲哀と記しましたが、むしろ比例で国会に送り込んだ地元選挙民の悲哀です。

 

 土地家屋調査士業界とは遠い存在かと思いますが、愛知会、そして日調連が応援する政治家のみなさんには、問題から逃げる方になられない事を願います。

 そして、自分も含めて、世代交代という事を考える時期というものがあります。

 賞味期限…。