2021年11月12日金曜日

致知・死中活あり・・・より

 最近、思うところ。

安岡正篤師の

「忙中閑あり」――どんな忙しい中でも閑はつくれるし、またそういう余裕を持たなければならない。

「死中活あり」――もう駄目だという状況の中にも、必ず活路はある。

 致知という月刊誌をとってはいるものの、中々、全てを、毎月、読める状況にありません。

 

 会長職を降板して、既に5カ月以上経過しました。

 役員のみなさんの許可を得て、顧問のブログコーナーを週1回ペースでアップしてみています。土地家屋調査士を38年間やってきた。役員としても、やろうとした事には常に全力で向かってきました。

  ただ、上述の死中活ありの境地は、なかなか厳しいです。自分の行った事の評価を求めたり、褒めてもらう為に会務をやってきた訳ではないものの、こうして4年間の高速回転が、やや低速顧問回転となってみると、なかなかどうして、覇気が出てこないものですね。

  退役軍人が覇気を持って、まだ騒ぐつもりか…と言う評価もある事でしょう。64歳という自分の限界を、自ら線引きする時期が来たんだよと、言いつつ、死中活ありに戻るんです。

 

 松下幸之助の言葉を借ります。

「90であろうが100であろうが、生きている間はやるべきことをやる。人間は行き詰まるということは絶対にない。行き詰まるということは、自分で行き詰まったと思うだけのことである。」

  いや、全く。人生100歳時代。晩年、100歳を越えて、愛知芸術劇場の舞台で、歌を唄い、(好きじゃないですが)韓国のテノール歌手の紹介を堂々と語られた日野原重明…聖路加国際大学名誉理事長・同病院名誉院長の姿を直接観させていただいた事があります。今となってみると、いやはや64歳なんて、まだまだ未熟なガキなんですよね。

 この先、まだ、なんとか、この業界に努めたいと思う次第・・・お邪魔ですかね?