2021年11月5日金曜日

幹事長の悲哀

 甘利明氏が小選挙区で落選し、幹事長として辞意を表明。

現職幹事長としては、初めての敗北でした。

 

 そして火曜日。立憲民主党代表の枝野幸男氏も辞任。

橋下徹氏が開票結果をもとに、日曜の夜の段階で、責任をとるべきだと追求されていたものの、政治家として自らの責任の取り方に躊躇・・・。

即決できなかったのでしょう。

  選挙という踏み絵は、政治家にとって、バッチを付けられるか、即座に一般市民となるか。厳しいものです。

 

 さて、甘利氏の敗因は、2016年1月、都市再生機構URの補償問題で、千葉県の建設会社から100万円を受け取ったか否か。結果、当時、務めていた経済再生担当大臣を辞任し、睡眠障害を理由として3ヶ月近く国会にも顔を見せなかった。

 

 問題から逃げる人物に、岸田総理は何故、任せようとしたのか。不祥事を起こした事を棚上げして、選挙妨害を受けたとTVで話したのでは、いくら何でも、次は無い。比例復活はしたものの、果たして国会に顔を見せてくれますか。

 72歳。年齢的にも過去の人となりました。

 

 因みに79歳の小沢一郎氏も、同じく一度、消えました。(比例復活ではありますが…)

 冒頭、悲哀と記しましたが、むしろ比例で国会に送り込んだ地元選挙民の悲哀です。

 

 土地家屋調査士業界とは遠い存在かと思いますが、愛知会、そして日調連が応援する政治家のみなさんには、問題から逃げる方になられない事を願います。

 そして、自分も含めて、世代交代という事を考える時期というものがあります。

 賞味期限…。