2024年2月19日月曜日

業界の担い手は?

 2007年後期NHK朝ドラ「どんと晴れ」は、比嘉愛未(ひがまなみ)さんのデビュー作でした。今から17年前。実は自分が日調連の役員時代、視聴していた番組でした。

 主人公は、岩手県温泉宿で頑張っていました。岩手県花巻空港から北に走ると小岩井農場があり、そこに1本桜が植っています。

 毎朝、このどんと晴れのオープニングで、この1本桜の映像が流されていました。17年前のことです。

 17年。

 自分はその頃、連合会で総務部長を務めていました。年間に100日以上、愛知県から外に行っていました。当時の連合会は文京区護国寺に在り、西本元連合会長の時代から、松岡さんという大阪会出身の会長へと移行する、過渡期でした。全国を自分は走り廻っていたものです。

 当時、比嘉愛未さんは20歳だったという訳です。昨年、比嘉さん主演の映画が封切られました。まだ実は、じっくりとは観ていませんが、内容はとても興味深く、成年後見制度を使わざるを得ない認知症の疑いある父親役の三浦友和さんと、比嘉さん姉妹との相続を巡るドラマでした。

    『親のお金は誰のもの・法定相続人』

 今回書きたいのは、当時の自分の朝8時。飯田橋にある連合会の定宿、エドモンドホテルというビジネスホテル+αの一室で、毎度、連合会役務の始まる9時に間に合うよう、朝ドラが終わるとバタバタと地下鉄移動をしていた思い出です。

 まだ48歳・49歳の頃でした。

 愛知会の土地家屋調査士の皆と、最近再び、よく話し、よく呑む機会を持っていますが、次期愛知会の役員のなり手。そして、連合会に行ってみようかというなり手が・・・・・いないのが心配です。

 48歳の頃の自分も、事務所が日々、儲かって仕方ない­…なんて事なく、資金繰りも含め、火の車でした。役員になるという事は、仕事が減るという事に直結。自明の理です。

 それでも、愛知会の役務は、誰かが担わなければいけないです。

 20歳の比嘉さんは、大女将の草笛光子さん、女将の宮本信子さんと共に、楽しい旅館経営を観せてくれました。3代に渡る同じ仕事の伝承。

 今、愛知会は全国2位の会員数にて、全国1位の公嘱協会と全国1位の政連が活動しています。

 でも・・・やり手、いないのでは? 比嘉さん的若き担い手、どこに居るのでしょうか?