令和5年、通常国会は、来たる6月21日で会期を終えます。
本期にて、自公政府は60本近い法案を提出しましたが、実は、前倒しで1月23日に召集され、例年よりも早目に終了する予定です。
6月2日には、氏名のカタカナ読み仮名を必須とする改正戸籍法が成立しました。2024年度には施行され、全国民が施行後1年以内に、本籍地の市区町村に自ら届け出るか、届け出がなければ行政が既に住民票上で把握しているカナをそのまま職権で記載し、行政事務のデジタル化を促進する一助とします。全国民の読みカナが重複なく1人1人を特定できることで、個人データの検索が可能となります。
マイナンバーカードの海外利用で、氏名をローマ字表記する場合、カナをローマ字にするルールも統一されないと、個人は特定されない?
マイナンバーカードに健康保険証機能を一体化する国会議論も目新しいところです。現行健康保険証の廃止時期を先送りする検討も政府内部(公明)で示されています。
そんな中、民法の一部改正の審議を覗き、ビックリしました。
-- 民法の一部を改正する法律案 --
1.夫婦財産制 …
を 婚姻の当事者の財産関係 に改める
2.父、母 …
を 親 に改める
3.夫婦間 …
を 婚姻の当事者間 に改める
4.婚姻は …
を 異性又は同性の当事者が に改める
5.夫若しくは妻…
を 婚姻の当事者の一方 に改める
6.父又は母と …
を 親の一方と に改める
もう、おわかりと思います。現行法において、婚姻が異性の当事者間によるものに限定されると解されていることに鑑み、性的指向、又は、性自認にかかわらず、平等に婚姻が認められるようにするため、同性の当事者間による婚姻を法制化する必要がある。今国会第三号の法律案です。
ここまで来ているのですね。
この改正は成立していない筈ですが、今の日本で、LGBTやヤングケアラー。そして性自認の従来道徳で解決しえない家庭問題が、既に、常に国会の場で検討が続けられている訳です。
敢えて私見は書き込みしませんが、難しい判断ですね。
さて、6月21日は、私達、土地家屋調査士業界のリーダーの選挙結果が判明する日です。
事実、私が連合会長に立候補しています。
伊藤直樹が、若し会長となったら、これまでとはとんでもなく変わった事を始めるかも…と先輩が評されたと伺いましたが、今の世の中、常識として守ってきたルールは、どんどん変わっていきます。
73年間もほぼ変わってこなかった私達を、私は敢えて、8つの施策で変えたいと宣明しました。
船中八策。明日、又は明後日、アップいたします。
再度お読みください。何もビックリしませんよ。