10月14日。本会にて、標記の勉強会を担当します。
かつて、土地家屋調査士の広告、不当誘致については、諸先輩方から厳しく戒められたものです。
義務出席を案内する、年次研修においては、倫理・遵守すべき資格者としての高度な善管注意義務を教示させていただいていますが、上述勉強会には、20名前後の受講者の方に、伊藤直樹の事務所経営と、営業手法の限界についての考え方をお伝えする予定です。
かつて、成澤千勝元会長のもとで、常任理事広報部長を務めさせていただいた33歳の頃とは、今ではたしかに自分の考え方は変わりました。発注会社の社員さんとの飲食同席や、個別ゴルフ接待は廃し、仕事力をもって、仕事を受注させていただくには、何を前面に打ち出していけば良いのか。
考え続けました。
そういえば、愛知会若手勉強グループであるACB勉強会で、伊藤紘一郎という35歳の会員が、土地家屋調査士事務所と宅建業の併設の勉強会をするそうですね。
挑戦するべきです。
5年前、平成29年に本会会長として名乗りを上げた際、「強い土地家屋調査士」という言葉を用いて、みなさんに仕事の幅を広げていただく事を奨励させていただきました。
先日、公嘱協会の総会で来賓挨拶された小島政連会長が、京セラ、日本航空の経営トップを演じられた稲盛和夫さんの言葉を紹介されていました。
経営の神様が、京都セラミック株式会社を、知人の出資を得て、資本金300万円で設立されたのは1959年。小生直樹2歳です。ということは、63年間にわたって、経営を、生涯、やり続けてこられたという事です。
90歳で逝かれる迄、ひとつ提唱された言葉に「アメーバ経営」があります。
少人数の集団の組織にして、採算の向上を図る経営管理手法で、組織の中を独立採算するものです。
活動の成果を分かり易く示す、やる気をスタッフから引き出す訳です。
公嘱協会は組織ですから、大いに学ぶところがありますが、恥ずかしながら、自分は一社員の務めを充分に果たしていないですね。
そして10月14日は、1060名の愛知会会員への経営力・営業力の教示です。
大した事は、お伝え出来ないかもしれない。
しかし、伝えるのが自分の義務と確信しています。このままでは、土地家屋調査士業界はつぶれます。
全国の地籍調査が行われていく中で、地図が整備されれば、筆界確認書の取り交わしや越境処理の対応を土地家屋調査士がやらずとも、公共事業が出来る。民間の土地取引が地籍調査図面と公簿で出来る。そんな事を、他の県会の役員。そして連合会の役員が、将来像としてあきらめてしまっている現在の状況の中、本当の土地境界のピースモニュメント実施者として、土地家屋調査士が、前面に出ていきましょう。
若い方達に、役員経験を得ていただいたとしても、芯がふらついていたら、この業界がつぶれてしまう。
改良の余地以前の問題ですね。
自分のパワーは、どこに使いましょうか?
PS
このブログ。数少ない方々が視読されている事と認識して、続けています。
梅村会長。水野新理事長。小島政連会長。
この愛知会は、全国50会で唯一の前面土地家屋調査士が生きている会です。
他会には出来ない実績があり、且つ、パワーが違うと思っています。
議論もしましょう。今一度、三身一体の宣言が必要でしょうね。
「ガラパゴスです。」