2022年7月20日水曜日

冬の火箸

 夏の風鈴を創った、平安時代から続く、鉄を叩く53代目明珍当主 宗敬さん。

 NHK 生き残りの秘訣〜知恵の泉という番組を観て思いました。

 社会に通用する能力、通用する資格者のスタンス。1200年の歴史の対抗馬に、私達土地家屋調査士は、なれるでしょうか。

 永続性をもって、72年〜100年へと、皆さんはこの業界が続けられるかどうか、どう思っています?

 土地家屋調査士にしか出来ない独自性とか、突出能力って何なのでしょう。表示に関する登記を、法務局より完了証を受け取ってお客様に納める事は、独自性でしょうか?

 私の会長時代に皆さんにお伝えしていた、無償独占の土地家屋調査士に出来る仕事は、法1〜3条 使命規定をもって、残念乍ら限られていると思っています。

 なんとも拡張性の無い、限られた私達の仕事なのでしょうね。この文章、今、お読みいただいて、旧態依然の72年間、限られて、司法書士、宅建士の下請けのような土地家屋調査士像で、満足出来ますか?違いますよね。なのに何故、外海へ漕ぎ出さないのでしょう。

 火箸の如く、熱いモノを押しつけましょうか。そうじゃないと、16000人沈みますよ。直樹が言っているこの意味、わかりませんでしょうか?

 先の連合会副会長選挙におっこちた私がほざいても、ご承認いただけないでしょうが、この業界の登記を伴わない測量、調査成果作成の分野って、しっかり稼げるのに、なぁ~んにも連合会で把握していません。都会と地方・・・なんて言ったら叱られますが、都会・各政令指定都市中心部の測量に対し求められるリクエストに、連合会は、全くどこの部署もこたえていませんね。

 直樹1人が対応している訳ではないですよ。

都市部の同輩は皆、土地家屋調査士の職印によって、弁護士非弁72条がどうのこうのなんて関係なく、実際に日々、土地取引の一翼を担っていかないと、実際の売買測量の対応が出来ないって事をわかっているのに、皆さん登記にこだわる。

 登記が通る測量では、相隣関係は平和にならないのです。民法209条の改正を待たずとも、測量は、土地所有者が必要とする経済行為の仕事です。登記が出来るか出来ないかなんて、どうでも良いのです。

 なぜ、この事が全国の同輩にわかってもらえないのか。私が役員になり続けようとする、最大の理由です。

 私は、まだ何がしかの形で参画し、16000人に伝承しなければ、この業界は沈みます。

 

皆がやらないと私もやらない。

皆がやればワタシもやる。

沈没船ジョーク。

 

世界各国の人々が乗った豪華客船が沈没しかかってるが救命ボートは足りない。

船長が各国の人を飛び込ませるために放った言葉は・・・

 

アメリカ人・・飛び込めばヒーローになれる

イタリア人・・美女が泳いでる

フランス人・・飛び込まないで

イギリス人・・紳士は飛び込むものです

ドイツ人・・規則だから飛び込んで

日本人・・みんな飛び込みましたよ

韓国人・・日本人はもう飛び込みましたよ

 

皆と同じが安心。。。

変化に対応できないと生き残れないとダーウィンも言ってますが。

 

 このままでは、間違いなく沈みます。

異論のある方々、愛知会へご意見ください。おこたえをしていきます。

 

 そういえば・・・土地家屋調査士が売買測量の依頼を受けた時、直樹は契約書を観て、必ず確定測量の終了時期の打ち合わせをすると言ったら、そんな事は土地家屋調査士には関係無い。契約書をみる必要はないと愛知会江口研究所所長に断られました。

 現在、愛知県司法書士会では(他会は知りません)、売買契約書を必ず全文いただいて、不動産取引、売買登記を行い、不動産の登記原因証明情報という書面を作成します。

 中身まで見ていない司法書士も多いでしょうが、昨今、三為契約も、都心では増えています。

 これにも土地家屋調査士は対応し、しっかりとした仕事を納めなければいけませんね。

 老人のボヤキとして、放っておかれますか?