2021年12月15日水曜日

調査士試験挑戦者

 内閣府の調査によると、日本の若者は、先進国の中で最も、将来に対して悲観的だといいます。

 バブル崩壊から30年。又、このコロナ禍によって、若者に限らず、日本人は欲求不満に陥り、クレーマー化しているとも言われています。立会いも、もめていないですか?

 

 その若者にとって、土地家屋調査士資格は、どうして興味の対象とならないのか?

何故、全国家資格の中で、これほど受験者が減少しつづけているのか?

 

 若者の常識、それは、自分達が親世代よりも豊かになれる可能性は低い、というものです。

 個人事務所の土地家屋調査士は、国民年金です。

国民年金基金もありますが、月6万5000円+α程度では、65歳以降、賃貸アパートの家賃もまかなえない。その年金制度自体、持続不可能とあきらめ感。

 

 いずれ、AIとロボティクスの進化によって、中国等の異常なIT伸長国に、日本人は占領されてしまうのではないか。国土のみならず、日本の神道をはじめとする団体が、廃仏毀釈如く、廃神となる事にも。

この先の若者は、抵抗できるのだろうか?・・・・・心配です。

 

 今の仕事、今の調査士業の枠内で、儲かるなんてイメージは、わかないでしょう。

愛知会会員1100人中、約700人が一人調査士です。

 家族はともかく、皆一人で、雇うことも、雇われることもイヤだから、この試験を受け、一匹狼として生きていく。

 私、直樹は、自分の子供や後輩達に対して、こんな流れに乗るだけの人生は送ってほしくないと思います。

 

 七戸克彦 九州大教授に、124年後には土地家屋調査士は絶滅します、と記述されたことはご存知ですか?

 七戸氏には、愛知会でも、シンポジウムにて、隣接法律職能と持ち上げていただいた事もありましたが、今では、司法書士主導の日本登記法学会で理事長をされ、土地家屋調査士業界とは、半ばサヨナラされています。

 試験科目を触るとか、受験者を大量に全国の大学へアピールして募るとか。

何かしない事には、100年も持たないのではないでしょうか。

 

 梅村会長以下、現役員のみななさん。連合会はこの件で動きがニブい。

よって、愛知会が挑むしか突破口はないのです。

 

 何かしら、プラン、考え続けましょう。