2023年(令和5年)に戸籍法改正へ → 令和6年度実現へ
戸籍の氏名記載欄にローマ字表記を加え、マイナンバーカードに2024年から記載することになります。読み仮名は、現在でも出生届に記載欄があるものの、法律上の位置付けはありません。
この議論に、夫婦別姓、賛否が問われている事がクローズアップされていますが、自論として、婚姻による姓の統一は、この平和な日本の国民であれば、当然に受け入れてしかるべきと考えます。
昨今のキラキラネームは、正直、全く読めません。孫の幼稚園のオトモダチの名前には驚かされます。社会に出た際に、名刺上に振り仮名を付さずして、誰も声をかける事が出来ないような名前を決定した親御さんは、責められてもしかり。
国外に出る際のパスポートには、これまでも名前はヘボン式ローマ字表記がされていました。
行政のデジタル化を進める為、5月にはデジタル改革関連法案が成立しました。デジタル化には読み仮名が必須です。しかし、マイナンバーカードによる本人確認の一本化が、元々の方向性だった筈です。
何とか、マイナポイント5000円特典で30%の登録達成と発表されたものの、自分自身、此のカードで本人確認として用いた事は、一度とてありません。
令和6年度には、マイナンバーカードを、日本人であれば海外に転出しても利用できるように間に合わせるとしていますが、全ての国民が受け入れられるものかどうか?
尚、現在の戸籍システムは、全て片仮名入力。金融機関でも口座名義はカタカナです。平仮名、片仮名、人名用漢字に対して、昨今はフリーな読み方で子供を読み上げている実情等。
このままローマ字表記で統一、実現となるかどうか?
今年、秋からの法制審議会での議論に注目したいところです。