2018年12月25日火曜日

銀行 従来のルール廃止


 平成30年度(2019年4月1日以降)、銀行に金融庁検査官は来店しなくなります。

 銀行臨店検査は、2013年のドラマ「半沢直樹」、銀行員・堺正人 VS 金融庁のオネェ検査官・片岡愛之助が演じていました。

 バブル崩壊、不良債権。1997年の山一證券、長銀の破綻。1998年金融監督庁(現金融庁)が旧大蔵省から独立し、マニュアルは1999年(平成11年)に生まれました。

   債務者区分  1 正常先

          2 要注意先

          3 破綻懸念先(ハケ…と称します)

          4 実質破綻先

          5 破綻先 ・・・・

 融資先の区分に応じた貸倒引当金を銀行は強制させられてきました。回収不能見込額の損失処理を進め、多くの中小企業、個人が見捨てられ、消えていきました。

 そして金融ルールは消え、スルガ銀行のように、自由にアホな融資をすることも各行の裁量に任せます。独自ビジネススタイルで銀行が活躍し、又、自己責任でつぶれる時代が始まります。



 2001年(平成13年)11月27日、シンコーホーム(当時の社長 海部幸忠氏)旧住専債権回収の任意売却事件に、私伊藤直樹は巻き込まれて、13億の負債を肩代わりし、知多信用金庫による、知多半島はJR武豊駅前の分譲建売事業28戸の完売時には、或る意味破綻懸念先とされ、平成19年には十六銀行による融資ストップ宣言を受けて、当時の日本土地家屋調査士会連合会、及び愛知会役務の全てを退任する事態も経験してきました。

 この金融マニュアルによって容赦なく区分されたのです。

 現在、10年経過した私は、愛知県土地家屋調査士会の会長職を務め、35年間の銀行借入過多を、元気に、前向きに取り組み続けています。

(旧)東海、富士、太陽神戸の3行から平成3年にトータル13億の根抵当権設定を、父の不動産に登記をして以来、30年余のマニュアル関係人生です。



 負けてたまるか!?で、この先に走り続けます。