ほぼ宗教心の無いような伊藤直樹が、洗礼とはおこがましい。
臨済宗妙心寺派の檀那寺は春日井市にあり、月1回は妻と共に、亡父等の眠る先祖の墓を清め、掌を合わさせていただいています。
年1回は伊勢に参り外宮・内宮と回りますが、伊勢せきやや、おかげ横丁の豚捨が気になる程度の、全くの庶民です。
かつて、愛知県会が土地家屋調査士業界全体の中で発信基地となっていた時代がありました。
「表示登記の愛知」とまで呼ばれていたことがあった、昔を懐かしんで、最近はねぇ、というだけで、自分も還暦を迎えた今年ですから、老人としての立ち位置に、移り始めたようです。
ここは私が、最期の若さを振り絞って役員のパワーを結集していただく号令を発しました。
『愛知会企画部研究所にて、以下5つのテーマを検討の上、その方向性を研究し、直ちに会長宛、報告されたし。』
この研究テーマは、業界タブーについての検討ともいえます。
こうして外部ブログに掲載することについては、少しでも洗礼を受けたいという私の最期の若気の至りとお考えください。
記
1.倫理(道路使用許可、キックバック、名板貸し、業際問題)
2.基準点(測量技術、一点一成果、測量図の標記問題)
3.事務所経営(将来のビジョン、報酬・経営)
4.調測要領(愛知県土地家屋調査士会作成の茶色本)の復刻(そして境界解剖学)
5.土地家屋調査士法第3条、第29条、土地家屋調査士法施行規則第29条(業務の愛知版解釈)、他業種業界との連携
以上の5点を一行ずつ単語で並べても、外からお読みいただく県民・市民の皆さんには、何を言っているのやら。
しかし、内外の土地家屋調査士同職にとっては、日常的に直面しているこれらのテーマを、少なくとも共通の情報として、常識的なルール・マナーとして踏んでおく話らしいな、と察してもらいましょう。
その上で、愛知版境界、又は筆界に関する業務処理の在り方を再考することとしたいのです。
従来、研究所というと、誰も触ったことのない難しそうな用語を並べ、大学教授発レポートに自らの仕事とどこが関係しているかを探すことの方が大変な、高邁なイメージを浮かべがちですが、愛知会役員オンリーの知見を集め、且つ大至急、年内には分かり易い方向性を出します。
そして来春以降、愛知会の企画部は、引き続き、日常の業務処理の重心を探ることに傾注していきます。