随分、筆力が落ちたかも。
暑い夏のせいにしておきます。流石に暑かった!
さて、リスキリング。
既存の地位から、新しい場へと配置転換すること。
新しいことを学び、新しいスキルを身につけて実践し、新しい業務、職務に就く事だそうです。
岸田首相が2022年10月、個人のリスキリング支援に5年間で1兆円を投じると表明され、リスキリングと同時に、正規と非正規の採用格差是正、労働者の転職、副業、訓練に取り組む企業への支援について、言及しました。
土地家屋調査士業界の本職、補助者に関して言うならば、正規の補助者従業員のリスキリングは、試験合格、調査士登録以外に夢はありません。
他に夢が広がらない、汗だらけの途?
この汗まみれの仕事から、唯一転進をはかるとすれば、宅建業マスターをお薦めします。
みなさん自身も、そして補助者各位も、宅建業への転進、そして仲介業務をリスキリング対象として学んでみてはいかがでしょう。
土地、建物の専門家というのならば、土地の境界の専門家のみならず、土地を所有する人々の心を、少々理解出来ているのでは?
境界を語る時、人は、地積が足りているかどうか、占有とどうズレるのか、気にします。
公簿、自分の認識している占有状況と、初めて会う土地家屋調査士からの境界に係る稚拙な解説に対し、憤りをもって筆界確認書への調印を拒む場面。当たり前の意思表示でしょう。
先祖から相続継承した土地、自分で購入した土地。その沿革も何も考慮せずに、お宅の土地はここまで……ブロック塀、庇、樋が2cm越境していますから、貴方は犯罪者?まがいの立会いの解説をする土地家屋調査士は、キラワレ者でしかありません。
何を知っていると言うのでしょう。何を解説出来るのでしょう。話し方?知識?何も関係ありません。
土地という財に対するリスキリングを忘れてはなりません。この仕事から学んで、貴方の事務所改革を宅建業転進に見出されてはいかがですか?
このまま土地家屋調査士業務オンリーで、所得倍増、いや、所得維持は成しえません。この業を単体で豊かな人生には成り得ないと感じた瞬間、宅建業による、土地との向き合い方を始めるべきです。
土地を大切にするからこそ、不動産と向き合うからこそ、土地家屋調査士業務が存在し、宅地建物取引士の大切さも理解出来る筈です。
この壁、取っ払ってみませんか?
土地との接点、土地の大切さを識る私達
土地家屋調査士に、宅建業務は身近です。
補助者のみなさんにとっても、折角の人生です。土地家屋調査士合格がゴールインではなく、仲介業務も出来て、ボーナス収入が期待出来る土地家屋調査士事務所を、本職&補助者一体となって創ってはみませんか。
異業種研修、リカレント教育、リタイア後の余暇教育、ビズリーチ?・・・方向性がわからない、定まらない検討はやめて、即、宅建業務を自分の仕事とした場合を想定したリスキリングを始めてください。
これほど身近な職能だと、すぐわかる筈です。
土地所有者の方々との接点を活かせる職能・・・同じじゃないですか?
酷暑の夏。ご自愛ください。