2023年7月25日火曜日

資産運用立国

 先月に閣議決定された岸田首相の骨太の方針。

現預金偏重から投資にふり向けることで、この国が成長する?

貯蓄から投資に2000兆円の家計金融資産の開放。

 これは、大塚耕平参議院議員の言葉です。開放しようとするのが、現政権の考え。大塚さんは、そのリスクを問われているのです。

 円安ドル高です。この先、インフレがいつから始まるのか?いずれ始まらざるを得ない国際状況です。

 分析力、想像力、創造力を備えることがこれからは必須で、この国を再興させる人材がもっとも大切だとのこと。

 私達、土地家屋調査士は、お金に詳しくありません。

 お金に関係しない、数値の取り扱いに終始してきました。

時には儲かった時代もありました。30年前。自分も登記、測量だけでベンツに乗れました。

 この先。不透明です。土地家屋調査士稼業オンリーで、人生は成り立つのでしょうか?この国の不動産への期待、偏重、こだわりを、これからの若者は、全く持っていない気がしませんか。相続登記の義務化が、来年4月に始まります。

 土地を相続する事は、今や重荷となってきています。そんな中で、土地の境界、建物の表題・滅失の義務は、金融機関の担保ありきのルールに沿っただけの事で、この先、突然、ルールは変容するかもしれません。

 街中には、マンションが建ち続けています。

地方都市の駅前にも、再開発事業によって、タワマンが乱立していきます。

 世界中で唯一、日本だけに低金利がみられ、パワーカップルが億ションを35年ローンで購入しています。離婚すると、即、双方破産です。

 各家庭の状況、今後の予測。中小企業のインボイス騒ぎと消費税への傾倒過大評価。それを理解できていない私達の業界内の空気。

 愛知会はまだしも、全国、のこり49会で、売り上げ、測量・登記報酬のアップ、人件費、福利厚生、事業承継、資格者間での情報財産の共有化への検討は、されているのでしょうか?

 日々、モヤモヤの中、日常の事務所経営がこの先、視界がボヤけたまま進んでいく。この先、いったい、どうなっていくことやら。

 業界の先行きを憂いていても仕方のない立場。気がついてくれる人を待つしかない・・・・。

                                          独り言でした。