2021年7月30日金曜日

人災について

 令和4年2月9日(水)名駅ウインクあいち大ホールにて、第22回あいち境界シンポジウムを開催する為、私も一兵卒として愛知県土地家屋調査士会、シンポPTに参加させてもらっています。

  狭あい道路の解消、地籍調査への参画。先日の熱海伊豆山の土石流の起因も、産廃業者による残土処理名目の違法盛土という人災。千葉県八街市では、無指定区域(60/200)ならでは、公道未整備での宅地乱開発。学童に突っ込んだ飲酒運転手の殺人。ガードレールひとつない道が通学路という、房総半島中央の人口急増都市は、千葉県内で4番目に住みやすい街とか。ただ地価が安くて、家が建てられるという悲しい住宅事情です。

  先日も、3年前に263名の犠牲者を出してしまった、西日本豪雨の広島・岡山の被災地へ、若い夫婦・家族が、新居を求めて転入する例が後を絶たないとのニュース。

 ハザードマップの見方を知らない若い世代の、安ければ良いという発想‥‥。

 

 防災、減災と土地家屋調査士の社会貢献。

少なくとも、何か、どこからか手をつけていきたい。

出来ることがあれば、組織団体として取り組むべきかと。

 今回、次のシンポのテーマは検討中ですが、先ず、「街と道」は、はずせません。

 

 街づくり、道づくりに関わっているからこそ、私達は報酬をいただけます。

そのつくり方そのものに、発言力は弱いでしょうが、少しでも気付く事は必要。

 シンポを継続する目的は、この気付きの為にあると、私は思っています。