2021年1月5日火曜日

ナゴヤキャッスル

  愛知会の会館からも至近の老舗ホテル、ナゴヤキャッスルの解体が昨年末より始められました。1969年の開業以来50年にわたって、中部地区を代表するホテルとして親しまれてきましたが、国の定める要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断の結果、2013年より暫定的な耐震補強をしながら、今回の建て替えに至りました。

 名古屋城に隣接し、景観条例に基づいた新しいホテルは、ハワイはワイキキを本拠とするESPACIO(ホテルエスパシオ)を冠とし、既存規模とほぼ同じ11階程度ながらも、スイート客室を中心とした高級路線となるそうです。

 かつて2000年にウェスティンと冠したリニュアル時には、巨人軍の常宿ということもあって、長嶋監督がテープカットをしたり、又、中部最大級で3000人規模収容の「天守の間」という宴会場では、西本孔昭元連合会会長の褒章パーティーが催された事もあり、自分もとても親しく利用させてもらってきた施設です。

 2024年の開業を目指し、今夏から新築工事が始まります。

 ちなみに、名古屋駅前のキャッスルプラザホテルも本年3月末で閉館しますが、跡地利用は未定。栄の名古屋国際ホテルも昨年9月末に閉館していますが、コロナ禍でインバウンドが激減し、ホテルの需要がない中でのクローズが続いています。

 

 話題はこの1年、コロナ禍ばかりです。

春と秋。各6名±αの褒章者の皆さんはパーティー開催をことごとく断念され、天皇陛下との接見セレモニーも省略。栄えある授与者の方々には申し訳ない状況の中、連合会役員としてお祝いに駆け付ける事も、全部なくなっています。お目出度い事ですが、残念な受章が続きます。

 何かを賞されることが役員の目的では決してありませんが、今年の5月の総会とて、名古屋法務局長表彰等の授与式がホテル等で粛々と開催できるのかわからない中、動画配信や、何か違った形の総会。又はそれ相当の行事が、この先、アイディアが必要となることでしょう。

5月28日。ANAグランコート金山ホテル、予約は確かに入れてあります。

 

 この文章を書いている最中に、明後日7日の緊急事態宣言発令が決まったようです。

東京都と埼玉、千葉、神奈川3県が対象です。

昨年4月には愛知県も追っかけましたが、今回、大村知事はどうされるのでしょう。

 河村たかし市長も名古屋城解体は少々検討を休めていただいて、名古屋市民に向けた対策メッセージをお願いします。

名古屋が収まれば、県全体が宣言対象とはならずに済みます。

 ちなみに、このRC造名古屋城。一説によれば、現在の建築内装をコンパネで囲い、コンクリートを上手に充填すれば、あと200年以上は持つそうです。中に上がれなくても、今のままの外観が保てるなら、その方がよろしいのでは?(私見です)。