2020年8月11日火曜日

お盆の前に119


 この休みの間に経験した話をご紹介させてもらいます。
 娘と孫と3人、味噌煮込みうどんを食べに、中村区大門のY本店へまいりました。店の無料駐車場に車を停め、30m離れた東側の店の入口に向かうと、太閤通り沿いの歩道から約10m入った路地に、80才くらいの老人男性が仰向けに倒れていました。
日向の炎天下、アスファルト路面で、耳からは少々血も流されていました。


 この日、いつもより少し遅めに駐車場に着いたので、食事を終えたお客さんが少なくとも3組10名以上、この道を西側へと帰って、つまりスレ違ったので、倒れていた老人を絶対に!見ていた訳です。
 外気温35℃。いや絶対に40℃近くありました。


 もう一度、直樹の娘と孫の所作に戻します。
自分と娘はすぐ駆け付けました。話しかけると、近所に住んでいるが歩けない。
 失礼ながら、下着も少々・・・の状況で、生活保護を受けておみえのような生計状況?とにかく話は出来たので、直ちに052119・・・。娘に叱られました。携帯でもダイレクトに119なんですね。慌てました。
 6分程で救急車から携帯への受電。表通りに出て、目印になってください――の指示。娘と孫に、老人の頭上に陰を作らせ、あっと言う間に救急車到着。
 救急隊員3名が手際よく仕事して、2分以内にストレッチャーに乗せられたご老人は、どこかの病床へと運ばれていきました。
 孫は、初めて本物の救急車の車内をみて、眼をキラキラ。


 話をまとめます。10名以上の、先に歩いていた人々は、絶対にこの老人の倒れた状態が視野に入っていたはずです。
私も慌てましたが、少なくとも、何でこの人の事、見捨てたのかな?
 みなさんならどうされますか?