2018年4月10日火曜日

4月8日、灌仏会


 宗教心の大して無い私直樹が本件を書くことには僭越ながら、日経新聞のコラムの一部から思い立って、アップします。

 

 4月8日は、旧暦のお釈迦様の誕生日と言われています。

  かつて東京の下町で鍛冶屋さんが、刀を創る時の火加減を間違えた時、こう云ったとか。

「火が強かった・・・シがつよかった・・・シガツヨウカ・・・と聴こえた住民が、4月8日はお釈迦様がミスをした日?」

そして、刀鍛冶の失敗、不良品をつくることを『おしゃかになる』と、いつの日からか言うようになりましたとさ。~

 

 全国のお寺にて、8日は仏様に香湯や甘茶を注いで洗い清める灌仏会が行なわれました。

別称、「花祭り」です。私も幼稚園児の頃、「のんのんののさま ほとけさま」と可愛い声で、仏様にひしゃくでお水(?)をかけさせていただいたものです。

  ほぼ同じ頃に、稚児行列が催されます。もうじき、私も孫の行列を見させてもらえる幸せ。

  神と仏。日本人の原点ですね。

 

 土地家屋調査士は、土地をさわります。旧建物を解体し、更地となった後、地鎮祭を横目で観る機会もあります。

先日の、土俵の上に上がった女性の方は下りてください‥」という迄の神事ではありませんが、大木の伐採や古い井戸の精抜きについても、かような資格者である以上、諸神事は知識として、いや、出来るものならば、儀式には参加しておくことも大切だと思います。

 

 余談ですが、「北枕は、心臓への負担を和らげる?」実は、お釈迦様が北枕にて亡くなられたから、縁起が良かったり、良くないといってみたり。

まずは識ることから・・・。