2025年5月23日金曜日

お榊

 事務所の中央。東向きの壇上に、神棚を祀っています。

 現在、月初めの1日、中日の15日に、お米、お塩、お酒を替えて、事務所全体、各所員の椅子まわりに、わずかなお塩もまいて、お清めすること10数年。もともとは、兄、秀樹と毎朝のお榊の水替えを担っていました。

 伊藤直樹が全面的に一人で担うようになったのは、11年前からと認識しています。

実父の他界。娘の結婚、県外への転出に続いて、丁度11年前の1月。私は喉頭癌を患いました。

 退院後の3月以降。事務所と自宅の神棚は、毎日、お榊をお世話させていただくのが私の務めとなりました。

 それまでも、自宅は嫁と交替で担っていましたが、今は、事務所のお清め、お祓いがメインと思っています。

 

 さて、5月中旬。先日、飾ったばかりのお榊からは、黄緑色の目新しい新芽が、まばゆく光ってきています。

 朝、水を替える都度、ますます、鮮やかに輝いていきます。皐月の緑は美しい。

 

   お榊は神棚に。

   お墓には、しきびを仏花と一緒に供えます。

 私が言わずともご存知かと思いますが、神社、神棚へも、お墓へも、獣が供物等を奪いに寄ってくる、それを防ぐ為のお榊、しきび。

 重ねて、毎月1度。車で約30分、父、祖父母の眠る春日井市の墓参りも11年、ほぼ欠かさず通っていますが、やはり5月以降は、お墓の石碑の周囲は雑草だらけ…。

墓に到着して、雑草生い茂る伐採作業に汗を流すことになります。

 

 神頼み。ご先祖様へ頼み過ぎ…幸せ、平穏、事業繁栄。

 これからも、二例二拍手一礼。仏前での下手な般若心経を読み上げ…

続けてまいります。

2025年5月21日水曜日

令和7年8月13日

  自分、伊藤直樹が士業登録(土地家屋調査士)をしたのは、昭和58年8月13日、1983年でした。

 今年は2025年にて、42周年を迎えることになります。

 このところ、多くの業界の先輩、そして自分よりもまだ若い土地家屋調査士、又、司法書士の会員の訃報が届きます。

 ただただ、お悔やみを申し上げます。

 そんな中、同じ昭和32年生まれの方の訃報に、少々違った感覚を持ちました。

それは、67歳。67年間の内、42年間を既に、この士業で生きてきたのですが、やり残した事、まだある。そして、それなりにやってきたと言えば、やってはきた。

勿論、これからも、自分は最低80歳。目標は90歳まで現役を続けていくつもりです。

 ただ、私と同じ年齢。私よりも若くして志を半ばにして、人生を終えられた同輩の方々が、やってこられた道のり。それはそれで、とても素晴らしいものだったに違い無い筈。自分のこれまでの42年間も。

そしてこの先の10年、20年をも、毎日毎日、大切にしていかないといけないな、と思う次第……。

 自分は丁度2年前。日本土地家屋調査士会連合会会長選挙に名乗り出ました。その更に2年前迄は、愛知会の会長職と連合会副会長職を兼務し、やろうと思っていた事に挑んでいたのですが……今でも、やり残したことばかりと思っている次第……。

 

 今回、書きたかったのは、士業の皆さんが現役の日々を務めている事の素晴らしさ。そして、自分の毎日の大切さも、自分が十分わかっていなかった事を、最近の立て続けに届く訃報にて、再認識させられたという反省です。

 やってはきたものの、やり残したことばかりの自分。それはもしかすると、他の同輩がやり残したと思っていた事を、自分がこの先、お預りしているという事かもしれません。自分は気付いてしまった。気付ける立場に、自ら望んで挙手をしてきたのは、挙手できる偶然・環境に恵まれていたからでしょうか。

 預かった志。やろうとする事、やれる士業の業域拡大、充実を、わかりそうでいてスレ違ってしまった同輩の方々は、偶然がなかった…環境に恵まれなかったということでしょうか。

 

 令和7年5月末。少なくとも、自分の大切な土地家屋調査士業界、そして司法書士業界についても新しい年度が始まりますが、どうやら、それなりの立場で挙手をしていけそうです。自分で言うのも可笑しいですが、やれる事はまだありますし、やってみようと思う念……消えていません。

 

 旅立たれた先輩、そして同輩がやり残された事、やれる自分は、みなさんに合掌しつつ、これからもやってやろうと思う次第……です。

2025年5月12日月曜日

令和7年3月末退会の方々

  愛知会会報5月号に、多くの先輩同輩の方々の、恐らく本年3月末をもっての退会の報が掲載されて、少々驚きました。知多の大橋さんはじめ、かつて役員として共に汗を流していただいた先輩も、70代という年齢をもって、この会の登録を辞されたとの事。

 関さん、辻村さん。松岡清さんはつい先日迄、熱田の支部長をなさっていましたよね。

 皆さん、早過ぎます。

 この資格。たしかに土地を業とする以上、現場が伴います。

しかし、若い手助けがあれば、皆さん、まだまだ仕事は出来たのではないでしょうか?

 会費負担も大変なのでしょうか?そして、引退後のやりがい、やりたい事が優先という事なのかもしれません。

 退会は、ご本人の選択です。自由です。お止め出来るものではありません…が、この資格。この先、皆さんが登録継続されるか否か、他人がどうこう言えるものではない事はわかっています。

 しかし、皆さんと共に……出来れば命ある限り、私は仲間であり続けたいですね。

 

 5月号掲載の退会者9名様。永い間、ご苦労様でした。お疲れ様でした。

ホームページ、これからも覗いていただきますようお願いしながら、みな様のご多幸を祈っています!