2018年10月29日月曜日

次世代土地家屋調査士を支援


新人には好事魔多し。調査士事務所の開業資金は、設備投資として、日本政策金融公庫、名古屋市金融公社、愛知県(又は名古屋市)信用保証協会の保証付融資か、市中金融機関のプロパー融資をうけましょう。という経営指導までをしてくれる会ではありません。未舗装の荒野を孤独にスタートをきるしかないでしょう。



 測量機器、コンピュータソフト会社のみなさんの支援をありがたくいただいて、先日、愛知会新人会員業務研修会が10月26日、27日と無事に開催することが出来ました。

出来ました、というのは、2日目の立会実地研修が、天気予報では、まず会館最寄りの公園へたどりつけないであろう傘マークだったところ、土曜日の朝刊をとりに玄関を開けるとナント秋晴れ。

好天に恵まれた38名(1名は初日限りでした)は幸せ者でしたよ。



模擬立会風景をチラッとご紹介。



新城のM支部長は、隣地地主役として突如オブサーバー見学のK専務と夫婦になりきって「ママ、立ち会ってくれってこの人言っているけど・・・どうしようねぇ」と本番さながら。

 雨あがりの地面には、更に隣地地主役が越境しているとばかりに、公園に前日から仮設置したピンクのリボン付き金属鋲ラインを無視して、熱心にコンクリート塀のラクガキを描く。まァ、この落書きの張本人は会長伊藤直樹なのですが、担当班の新人5人は、結局、前日から夜までかかって準備した筆界確認書に、周辺地主から立会署名をもらう事かなわず。

 世の中甘くはありません。

新人諸君。ガンバレ!

2018年10月26日金曜日

KYB免震データ改ざん問題


 来春1月15日に開催する、愛知会境界シンポジウムの基調講演をご担当いただく福和伸夫教授は、建物の免震がご専門でいらっしゃいます。

 KYBは、旧社名をカヤバ工業(2005年に社名変更)といい、実は自動車部品がメインビジネスで、車のサスペンションの振動を減少させるショックアブソーバーへの国内シェアは約6割で、世界シェアでも2位。


そして筆頭株主はトヨタ自動車(7.6%保有)。

 自動車業界は大騒ぎです。
 
 性能検査記録の改ざんが発覚したのは、地震の揺れを抑える免震・制振用のオイルダンパー装置で、愛知県庁本庁舎や県警本部庁舎にも使われています。
地元CBCニュースでは、「問題がどのくらいあるかということは、ある程度把握できるのでは。ただ、出来れば最初に製品検査した時の情報を出していただけると、判断は早くなると思います」(10月17日)。
「早期に体質を改善し、地震被害の軽減に、本気になって取り組んで欲しい」(朝日新聞10月18日)。

いずれも名古屋大学減災連携研究センター長としての福和先生のご発言です。
 
『不正は許されないが、安全への過度な心配は不要』。
 
 本件は、個々の免震建物の安全性について、早急に検証をして、安全性の確認を行うことが必要です。
 現在、先生ご自身は大変多忙な日々を送られていると拝察し、しばらく減災講演打ち合わせは、担当役員のもとに待機中であります。

2018年10月15日月曜日

受験者に夢を。制度に未来を!

 平成30年10月21日。試験当日の受験者は…?…名。 
 公表された出願者数は、5,411名。前年に比べ426名減となりました。



 平成29年の出願者が前年より179名増加したとヌカ喜びした翌年。まさか、試験期日が真夏から秋の繁忙期に移ったことを受けて、補助者の方が出願を遠慮された、などということはなかっただろうか。

 制度の存続は黄色信号!?

 
 平成元年、14,000人。平成24年、6,136人。平成29年5,837人。出願者数の減少は、全く止まっていません。
 
 合格者数を毎年400名と固定していただいているだけに、法務省の配慮のみが頼みの綱では・・・危険です。

2018年10月9日火曜日

全国会長会議


平成30年10月9日。東京にて、全国会長会議が開催されます。4.9億の予算規模で、土地家屋調査士会の連合会は、根拠法に基づいて会務執行をすすめます。他の士業の連合会同様、直面する課題に対して、監督官庁と話し合うこともあり、良い意味で対立することもあります。

先日の愛知会定例研修会「温故知新」において、西本孔昭連合会長経験談を、久々に聴取させていただきましたが、会員のみなさんは、将来に向けた「レジェンドの助言」はどう受けとめられましたか?

愛知会だけに限らず、単位会内の課題と連合会問題では、継続性に注目しなければなりません。

単位会の役員経験を積み、社会の出来事と各士業がどう関わりを持てるのかを連合会で議論します。結果、人材が重要ということになります。

私自身も4年間、理事職を、西本先生のカバン持ちとして、後半は松岡元会長について、法務省等に週一で伺っていました。

要は、愛知会から、アンテナを高くした若い役員が東京へどのような心ざしを持ち、活躍できるように復活するのはいつなのか!?西本先生の指令を受け止められた方々へ、少なくとも、今日現在の日本社会との関わりを情報収集してまいります。そして、この会長の部屋にて、発信しつづけていきます。

61歳、癌患者の私直樹の使命は、育成と引き継き。

明後日11日は久々PET検査です。